こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく) の感想
参照データ
タイトル | こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中井 久夫 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260004572 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
考えてみれば(みなくとも?)中井先生もすでに70歳を超えられているわけで、日進月歩のはずの医学の世界でならばいつまでも中井先生を拠り所にするだけでなく、超えたものを手に入れていかなければいけないのだと思いつつ、こうして新刊書が出ると読んでしまう。
暴力対処について比較的詳細に語られていることを除けば、これまでにも同音異曲の話を見聞きしたことはあるが、それでもいちいちうなずいてしまうところがあるのは何故だろうか。
それは、中井先生自身が語っているように現場の体験に根ざした言葉だからだと、これまた今更ながら思ってしまう。
医学はもちろん精緻な言葉を要求するのだろうが、一方医療はもっと具体的な言葉を要求する。そしてその具体的な言葉を、私たちはつい見失いがちになってしまうのではないだろうか。その時、中井先生の具体的な言葉に私たちは圧倒され、教えられ、感じ入ってしまう。だからいつまでも中井先生の書を手に取ってしまうのだろう。
この本はある精神科病院での主に看護師さんたち向けに語られた講演録を収めた本であり、書かれた言葉以上に中井先生の具体的な言葉が感じられる。
これもまた手放せない本となりそうだ。
暴力対処について比較的詳細に語られていることを除けば、これまでにも同音異曲の話を見聞きしたことはあるが、それでもいちいちうなずいてしまうところがあるのは何故だろうか。
それは、中井先生自身が語っているように現場の体験に根ざした言葉だからだと、これまた今更ながら思ってしまう。
医学はもちろん精緻な言葉を要求するのだろうが、一方医療はもっと具体的な言葉を要求する。そしてその具体的な言葉を、私たちはつい見失いがちになってしまうのではないだろうか。その時、中井先生の具体的な言葉に私たちは圧倒され、教えられ、感じ入ってしまう。だからいつまでも中井先生の書を手に取ってしまうのだろう。
この本はある精神科病院での主に看護師さんたち向けに語られた講演録を収めた本であり、書かれた言葉以上に中井先生の具体的な言葉が感じられる。
これもまた手放せない本となりそうだ。