Osborn's Brain: Imaging, Pathology, and Anatomy の感想

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最近では’diagnostic imaging: brain’、昔の本では’diagnostic neuroradiology’、’diagnostic cerebral angiography’などで有名なOsborn先生の本です。
この本はOsborn先生がひとりで書かれた本であり、このような分厚い教科書では異例のことだと思います。

この本の売りはなんといっても大変綺麗なシェーマだと思っています。これはdiagnostic imagingの他の教科書すべてに言えることです。画像と画像所見の説明を見てもイメージが伝わってこないことがありますが、シェーマだと伝えたいことが明瞭にわかり理解の助けになります。
また掲載されている画像が文句なしのhigh qualityです。
章末にsuggested readingsが多数載っています。本文を読んで不十分と感じた場合はこれらの文献で補うことが出来ます。
1200Pの厚さですのでカバーしている疾患の範囲が広いです。一般的な教科書の中ではトップに近い(あるいはトップ)と思います。

やや高価ですが満足のいく内容で、脳の画像診断のstandard textの1つと思います。