バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー (扶桑社ミステリー) の感想
参照データ
タイトル | バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー (扶桑社ミステリー) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | スティーヴン キング |
販売元 | 扶桑社 |
JANコード | 9784594004521 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
ショーシャンクやグリーンマイルでキングに触れた方も少なくないかと思う。もちろんキャリーを原点とする日常に潜む恐怖こそキング文学だと主張する方も多いだろう。しかしこのバトルランナーは上記いずれの路線にも当てはまらない、実にスピード感のあるSFである。バックマン名義で書き下ろした一連のシリーズの中では、間違いなくこの作品が一番面白い。ギブスン的なサイバーパンクテイストを無理矢理付け加えた映画版があまりにもファンを失望させる内容だっただけに、展開も設定も、映画と全く異なると聞いただけで、多くのファンはより一層期待が高まるだろう。その期待を裏切らない、文句なしの傑作である。