ぜんぶ食べたよ幼稚園のおべんとう―初めてママにも簡単レシピ203 (ベネッセ・ムック) の感想

初めての幼稚園のお弁当に、気負いやプレッシャーを感じていらっしゃるかたにおすすめです。わたし自身がそうなのですが、本書を読んで、気持ちが軽くなりました。

【おすすめの点】
★「幼稚園のおべんとうは、家庭以外の場で食事を通してお行儀を学ぶ場（中略）園での生活にまず慣れさせてあげることが大事なので、量はふだんより控えめに」・・・こうした藤井さんの経験が取り入れられています。
★シンプルで作りやすそう。「初めはこれでいいんだ」と気楽になります。
★レシピだけでなく、食べやすい工夫、気をつける点（衛生面、季節ごとの工夫）、覚えておくと便利な飾り切りなどのテクニック、調理グッズ紹介・・・参考になります。
★小さな単品おかずレシピも満載。

【お伝えしておきたい点】
★「簡単レシピ」が基本。腕自慢・お弁当を作り慣れているかたには物足りないかも？
★ハム、ソーセージ等加工食品も使われています。また、かわいらしく食べやすい点（食欲を引き出す）に重きがおかれているので、カラフルな仕切りなどもどちらかというと多用されています。気になるかたはご承知おきください。
★巻末の「イベントべんとう」は定番というよりちょっと目先の変わったものが紹介されています（ビビンバべんとうなど）。

これも藤井さんの経験談ですが「家で食べたことのないものはおべんとうに入れても食べないことが多い」。本書のレシピはほとんどがふだんの食事に使えそうなものですから、今のうちから日々のメニューに取り入れ、園生活に備えようかなと。そうすれば親子共々、余裕をもってお弁当ライフを迎えられそうです。