贈るうた の感想

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参照データ

タイトル贈るうた
発売日販売日未定
製作者吉野 弘
販売元花神社
JANコード9784760218608
カテゴリ文学・評論 » 詩歌 » 詩集 » 現代詩

購入者の感想

吉野弘を知ったきっかけは、大学時代。

大学図書館で、何気なく開いた福祉関係の本の中に「生命は」が引用されていた。

きっと、吉野弘の詩は、ひとそれぞれにスッと入り込む何かがあるんだと思う。

心温まる詩もあれば、切ない詩もある。

いずれにしても、硬くなった心をやわらかくしてくれる詩が多いと感じる。

最近、親戚の結婚式があり来賓スピーチをすることに。そんな時、日経おとなのOFFに冠婚葬祭の特集記事があり、結婚式のスピーチはこれで決まり! と、思わず飛びつきAmazonで購入したのがこの詩です。「ふたりが睦まじくあるために・・・」というタイトルの詩ですが、これがまたなんと説得力のあること。事前に我が家の女房、娘に聞かせたら「何かこわくなりそう・・・・」というくらい言うことがもっともなのでした。スピーチは短くして、この詩を読めばいい、なんていうノリで当日に臨みましたが、その場の雰囲気が何となく「詩」を読むというものにあらず、急遽違うスピーチで凌いだのですが、まぁその出来映えは兎も角、この詩はすごい!
その一節、「互いに非難することがあっても、非難できる資格が自分にあったかどうか疑わしくなるほうがいい。・・・・・
正しいことをいう時は相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい。・・・」こんないい感じの詩がいっぱいです。
スピーチのネタに困っている人、相手との仲につまっている人たちには必読です!

先日、NHKアナウンサーのの高橋圭三さんが亡くなられ、
その葬儀で読まれており、興味を持ちました。
祝婚歌は、吉野弘さんが姪御さんの結婚に向けて作った詩だそうです。
私はこれによって、
正しいことが時に人を傷つけるのだということを知りました。
また、人に対してどう接していけばいいのか、
そのヒントもいただいた気がします。
現在の忙しく慌ただしい社会の中で、
忘れていた柔らかなことを気付かせてくれ、
また、とても優しい気持ちになれる詩集です。
恋愛、結婚、出産、家族愛などに渡る詩が収められています。
私の中ではとにかくこの「祝婚歌」が響きましたので、
祝婚歌になら★×無限なんですが、「贈るうた」トータルとしてですので、
★4つにさせていただきました!!。
心になにか喪失感がある方、
これから結婚される予定の方に是非おすすめします。0

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