歯みがきつくって億万長者―やさしくわかる経済の話 (チア・ブックス) の感想

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参照データ

タイトル歯みがきつくって億万長者―やさしくわかる経済の話 (チア・ブックス)
発売日販売日未定
製作者ジーン メリル
販売元偕成社
JANコード9784036311408
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

12歳の黒人の男の子ルーファスと、クラスメートの白人の女の子ケイトが、
歯みがきを製造販売して、億万長者になるサクセス・ストーリーです。

アイデアマンのルーファスが、自家製の歯みがきを作ることから、起業が始まります。
一つのことから、次々に、問題や新しい展開に、歩きながら考える成長過程に、
とりあえず、動くことの大切さに共感します。

規模が大きくなるにつれ、新しい出会いによる総合力の視点も、ケイトから学びました。

創業から拡大路線、原価計算、広告などの商売の全体像と、微妙な人種問題など、
12歳が主人公の物語に、社会を知る背景もあります。

アメリカで1972年に出版された本書から、現代の起業家を育てる影響力を感じています。

主人公のルーファスの考え方と生きる姿勢は、
マイクロ・ソフト社の共同創業者ポール・アレンと
アップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアックの姿が重なりました。

 関連図書

ポール・アレン著『ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト』(講談社2013年)

スティーブ・ウォズニアック著
『アップルを創った怪物 もうひとりの創業者』(ダイヤモンド社2008年)

これは教育書ではなく、おもしろい冒険物語です。
閉鎖した工場に入っていったり、歯磨き会社のカルテルに挑戦したりします。

学校で教える算数って、何のためにあるのかを教えないためにつまらないことがあります。
女の子が主人公で、男の子が歯磨き作りと計算の名人です。

歯磨き作って億万長者では、小学生の2人が、歯磨きをどうやって作るかの、
原材料の計算から、販売するための費用、もうけの計算など、
経済に使う算数の基礎的なところを題材にしています。

この本を読んでから、英語の原著を読めば、経済学の英語の本もすらすら読めるようになるかもしれません。

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