In the Silence の感想
参照データ
タイトル | In the Silence |
発売日 | 2014-01-28 |
アーティスト | Asgeir |
販売元 | Imports |
JANコード | 5016958164324 |
Disc 1 : | Higher In The Silence Summer Guest King and Cross Was There Nothing? Torrent Going Home Head In The Snow In Harmony On That Day |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ロック |
購入者の感想
アイスランド出身、21歳のシンガー・ソング・ライターのデビュー・アルバム。「アウスゲイル」と読むのだそうです。母国で2012年に発表したデビュー作が大きな反響を呼び、本作はそれを英語で歌ったもの。米国人シンガー・ソング・ライターのジョン・グラントが英訳のクレジット。
一見、エレクトロな雰囲気の楽曲が多いですが、アウスゲイル自身が演奏するアコGやアコPのリフが中心にあるいはベースになって一気に持っていくパターンが多い。意外に作りはシンプルで、コアとなっているキャッチーなリフ・コードワークに一旦魅了されたら、あっという間に時間が経っていきます。3「Summer Guest」、4「King and Cross」、6「Torrent」、9「In Harmony」がその代表。特に4は作りがうまい。繊細なアコGによるイントロ・Aメロから、そのままオクターブ上げてシンプルなエレクトロに変える様はとても自然。ブリッジのホーンの感じも良い。アコPがモチーフを作る9では、シャレたメロラインと希望に満ちて力強いサウンドを見事に両立させています。7「Going Home」は翳りのある美しい曲。クールで単調なエレクトロ・サウンドが、かえって歌の持つ愁いを強調する形に。後半の枯れたホーンが静かに彩をそえます。エンディングはアコG1本の10「On That Day」。サイモン&ガーファンクルがもし今の時代に活躍していたら、こんな演奏をしていたのではないかと思わせるものがある。個人的にとても懐かしい気持ちになりました。
まだまだ引き出しの多そうなミュージシャン、今後の活躍を期待します。
一見、エレクトロな雰囲気の楽曲が多いですが、アウスゲイル自身が演奏するアコGやアコPのリフが中心にあるいはベースになって一気に持っていくパターンが多い。意外に作りはシンプルで、コアとなっているキャッチーなリフ・コードワークに一旦魅了されたら、あっという間に時間が経っていきます。3「Summer Guest」、4「King and Cross」、6「Torrent」、9「In Harmony」がその代表。特に4は作りがうまい。繊細なアコGによるイントロ・Aメロから、そのままオクターブ上げてシンプルなエレクトロに変える様はとても自然。ブリッジのホーンの感じも良い。アコPがモチーフを作る9では、シャレたメロラインと希望に満ちて力強いサウンドを見事に両立させています。7「Going Home」は翳りのある美しい曲。クールで単調なエレクトロ・サウンドが、かえって歌の持つ愁いを強調する形に。後半の枯れたホーンが静かに彩をそえます。エンディングはアコG1本の10「On That Day」。サイモン&ガーファンクルがもし今の時代に活躍していたら、こんな演奏をしていたのではないかと思わせるものがある。個人的にとても懐かしい気持ちになりました。
まだまだ引き出しの多そうなミュージシャン、今後の活躍を期待します。