富井の古典文法をはじめからていねいに【改訂版】 (東進ブックス 大学受験 名人の授業シリーズ) の感想

こんな本やらずに、望月の古典文法の本やってください。あっちの方がはるかにわかりやすく力が付きます。
富井さようなら。

古文がさっぱりわからなかった頃に取り組んだが「これ結構めちゃくちゃじゃなね…？笑」と思い始めて別の参考書に乗り換えました。(望月の実況中継)

助動詞の用法一つ確かめるのにもちんたらちんたらちんたらちんたらちんたらちんたら何回も何回も何回も何回も何回も吟味！！！こんなんやってたら試験終わってしまいますぞ先生！！！！おまけにその助動詞判断方も曖昧ときたもんだ！格助詞なんかは酷過ぎて絶句するレベルですよ！一見の価値あり。

ただこの参考書にも一つだけ良いところがあるんです。それは付属のcdに収録されている助動詞接続の歌。これが結構耳に残るから覚えやすいんです！！
ただ、そのCDは声優と共に収録したのに富井先生の滑舌の悪い声が入ってくる！歌詞見ながらじゃないと聞き取れないじゃないか！！！(「たり体言〜」が「タリタイヘェーーーッｗｗｗｗ」と聞こえる。なぜかここは富井先生もノリノリだから笑ってしまう)
声優に全部任せた方が良いと思います。

この参考書は付属のCDの為に買う価値があります。参考書の方は尻でも拭くのに使ってください。紙質は柔らかいのでなかなか使えるかもしれません

この人は改定後、何も中身を変えていません。間違った事が多いのに。これをやると偏差値が下がると言っても過言ではない。

旧版で指摘されていた間違いが本版では是正されることを期待していたが、見事に裏切られた。
具体的には、
p.59「る・らる」の上に敬語がある場合
p.60「る・らる」の意味判別
p.86-87 助動詞「む」の区別
p.95 反実仮想について
p.111「なり」の判別
p.134「の」について/句読点での判別
p.135「の」の比喩
p.162 係助詞の三つの特徴
p.175「こそ…あらめ」の意味
p.213「なり」の識別
（なお、ページ数は旧版のもの）
これらは、某国立大学の国文学専攻の大学院生が某掲示板で指摘したことにより明らかになったもの。
センターでも二次・私大でも頻出する重要な内容のミスであり、そのまま覚えてしまうと間違えてしまうという、非常に危険な代物である。
もはや著者・富井氏の古文講師・古文研究者としての力量と人間としての器量の限界を示したといっても過言ではない。
手を出さない方が無難である。