動物解剖学 の感想
参照データ
タイトル | 動物解剖学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 遠藤 秀紀 |
販売元 | 東京大学出版会 |
JANコード | 9784130622226 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 動物学 |
購入者の感想
久しぶりの遠藤先生の本.ということで何も考えずにネットで購入した.
書店で本書を手に取りページを開いて“はじめに”をみていたら,購入していたかは分からない.
ご多分に漏れず,遠藤節炸裂!!『である』.
だが,「かつては心臓は血管の特殊化した構造であると記されることがあった」など,氏の博士論文の延長にある心臓に関する記述は,今なお常識と勘違いしている者へのボディブローとなるだろう.
そして,体腔という空所を解剖するなど,随所に通常の解剖学書には見られないものがある.
そのため,じっくり内容を吟味して読むと,120ページ足らずの本なのに十分価格分は楽しむことができた.
(というよりも,私には理解できない部分も多かったので,更なる解説が必要なのかもしれない)
そして,最後はいつもの通り,死体(遺体ではなくなった)を無制限無目的に収集し続けることの大切さと,妻と娘への感謝.
時期外れだが,成人(20歳)の記念に図書館で借りても,立ち読みでも,一読することをお勧めする.
『さらに学びたい人へ』と一般的な解剖学書が挙げられている(西成甫著『比較解剖学』が挙げられているのは驚きだ!)が,今までの解剖学と違う本書を理解するには,最終ページにある「哺乳類の進化」「ウシの動物学」「遺体科学の挑戦」・・・への挑戦が必要だろう.
書店で本書を手に取りページを開いて“はじめに”をみていたら,購入していたかは分からない.
ご多分に漏れず,遠藤節炸裂!!『である』.
だが,「かつては心臓は血管の特殊化した構造であると記されることがあった」など,氏の博士論文の延長にある心臓に関する記述は,今なお常識と勘違いしている者へのボディブローとなるだろう.
そして,体腔という空所を解剖するなど,随所に通常の解剖学書には見られないものがある.
そのため,じっくり内容を吟味して読むと,120ページ足らずの本なのに十分価格分は楽しむことができた.
(というよりも,私には理解できない部分も多かったので,更なる解説が必要なのかもしれない)
そして,最後はいつもの通り,死体(遺体ではなくなった)を無制限無目的に収集し続けることの大切さと,妻と娘への感謝.
時期外れだが,成人(20歳)の記念に図書館で借りても,立ち読みでも,一読することをお勧めする.
『さらに学びたい人へ』と一般的な解剖学書が挙げられている(西成甫著『比較解剖学』が挙げられているのは驚きだ!)が,今までの解剖学と違う本書を理解するには,最終ページにある「哺乳類の進化」「ウシの動物学」「遺体科学の挑戦」・・・への挑戦が必要だろう.