Symptom to Diagnosis: An Evidence Based Guide, Second Edition (LANGE Clinical Medicine) の感想
参照データ
タイトル | Symptom to Diagnosis: An Evidence Based Guide, Second Edition (LANGE Clinical Medicine) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Scott Stern |
販売元 | McGraw-Hill Medical |
JANコード | 9780071496131 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » McGraw-Hill |
購入者の感想
第1版での大きな不満点であった参考文献の記載や、インターネット上でしか見られなかった新たな章の追加分(高血圧、糖尿病、皮疹、HIV/AIDS、スクリーニングと健康維持)が記載されています。
第1版と同様、症候から診断に至るまでの過程で鑑別診断のrule in (SPin), rule out(SNout)に有用な病歴、身体所見、検査がまとめてあります。本来ならば臨床経験の中からしか得ることのできない、各所見の確からしさを数字で確認しながら実際に診療を行うことができ、今までは医療のアートとしてしか表現できなかった部分の一部を学習できるのではないかと思います。検査前確率を意識できるかどうかが、良医の条件の一つであるともいわれますが、この本は最も良いトレーニングの参考書となりえるのではないでしょうか。その意味では医学生から実地医家すべての方にお薦めできると思います。
その他細かな変更点としては、
・本のサイズが大きくなった
・皮疹のカラー写真(4P分)が追加された
・尤度比が高い所見に関して“fingerprint(FP)"マークが記載された
・内容がup dateされた(例:TBでのクオンティフェロンなど)
などがありました。
第1版からの不満点が改善されていて強くお薦めできると思うので☆5つにしましたが、第1版の日本語訳本『考える技術』では竹本先生のおまけの記載もとても役にたったので再度日本語訳が出版されるようであればそちらも購入したいと思っています。
第1版と同様、症候から診断に至るまでの過程で鑑別診断のrule in (SPin), rule out(SNout)に有用な病歴、身体所見、検査がまとめてあります。本来ならば臨床経験の中からしか得ることのできない、各所見の確からしさを数字で確認しながら実際に診療を行うことができ、今までは医療のアートとしてしか表現できなかった部分の一部を学習できるのではないかと思います。検査前確率を意識できるかどうかが、良医の条件の一つであるともいわれますが、この本は最も良いトレーニングの参考書となりえるのではないでしょうか。その意味では医学生から実地医家すべての方にお薦めできると思います。
その他細かな変更点としては、
・本のサイズが大きくなった
・皮疹のカラー写真(4P分)が追加された
・尤度比が高い所見に関して“fingerprint(FP)"マークが記載された
・内容がup dateされた(例:TBでのクオンティフェロンなど)
などがありました。
第1版からの不満点が改善されていて強くお薦めできると思うので☆5つにしましたが、第1版の日本語訳本『考える技術』では竹本先生のおまけの記載もとても役にたったので再度日本語訳が出版されるようであればそちらも購入したいと思っています。