最強の「先読み」投資メソッド の感想

　大雑把に言うと、２０１５年後７月現在、大方の株式の予測書籍が２０２０年頃まで、上昇トレンド派一辺倒のなかで、中途で一発ショックが有るのでは？と言った説のデータ解説の本。
　他の有名な投信関連者の強気発言や書籍は、「結局　買ってもらってなんぼだろう・・・」みたいに私はうがった見方をしてしまうのですが、この著者の立場は、コール（買いー上がる）プット（売りー下がる）の両面を扱うワラントの立場なので、ラジオの発言等も、過去の結果も、参考にしている。（著者のハロウィン半年投資は、以前から私も衣替え時期に潮目が変わるとデータは無いが感じていた）
　ラジオの解説ややホームページを読んでいるものにとっては、再確認だなって内容なのですが、トレンド警戒ポイントサインと過去のアノマリー的データとグラフデータ解説です。あくまで国別の全体的な指標の解説で、個別株にどう応用するかは、書かれていない。
　個別株信用取り引きしている者にとって、全体的市場ショックも一つのチャンスなのですが、いつも失敗するのは、本書の中にも触れられているが、チャート的に　この下げは、割安押し目買いチャンスなのか？、暴落の始まりなのか？の区別が、（売りの逆パターンも）損失許容がどこまで我慢すれば良いのか？が悩みなのですが、利益のトレードオフの逆の損失パターンも解説してほかった。
　リオデジャネイロ　オリンピック　後には、結果が出　その後この本の価値が変わるが、本書を参考に用心したいと思います。
　

ある程度の投資経験があり、日経新聞を毎日読み、安倍バブルがいつ崩壊し、日経平均がいつ暴落するかを心配しながら株式投資をしている人には、ぜひ読んでおいた方がよいとお勧めできる。ただ、専門的な内容・用語が多いので、まったくの投資の初心者が読んでも、ほとんど意味が分からないかと思う。

近年での過去の多くのDATAを根拠にした、近いうちに起こるであろうバブル崩壊の予想と、その対処としての投資方は、大変に分りやすく、説得力がある。
また、ジョークを含んだ分りやすい例えやネーミングは、内容のボリュームの割には、読んでいて疲れさせない筆者の文才と博識さ、余裕と自信を感じさせる。
「日経平均がいくらまで上がるかではなく、いつバブルが崩壊するのかが重要だ」との筆者の視点は、正しいと思う。
一部の投資方の考え方にどうかと思えるところもいくつかあるが、書かれている全てを鵜呑みにして実行するのではなく、自分の考え、投資スタンスとして合ったものを選んで、活用していければよいかと思う。

現在、安保関連法案で話題となっている「ホルムズ海峡の機雷除去」ことなども書かれており、時事を経済面からみる教科書として読んでも面白いかと思う。
各章とも、根拠を挙げて理路整然とまとまっていると思うが、残念な点は、NISAへの見方が一元的で、他の章に比べると、程度を落としているような感じがある。ファンドなどの長期間の利用での最長5年（10年）間のスパンでみれば筆者の言うとおりであろうが、一般の投資家がNISAを利用する最大のメリットは、5年間という『期間』ではなく、1年間で100万円までの投資で得た利益が無税だという『金額』である。
長期間のファンドではなく、「内容がよく安値圏にある個々の株の投資で、100万円までの枠を1年以内に目いっぱい使い切る」の一言で済む話である。※補足として、NISAは未単位株（端株）の買いにも使える。
また、国がNISAを導入した目的は、アベノミクスの「株価を上げる」公約実現と、マイナンバーとリンクさせて、「小金を溜め込む国民の隠し財産を吐き出させ、税金を漏れなくとる」というところが、一切、書かれていない。※間接的に暴落の要素として、マイナンバーの導入は書かれている。

世界情勢、経済についてよく調査されて公開していただいている良書です。
著者の土居さんは優秀なアナリストだと思います。
アベノミクスの欠点など、あまり表だって書けないことは書いていませんが、とても勉強になると思います。
そしてどのように学習すれば優秀なビジネスマンになれるか、どうしたら儲かる投資家になれるかが惜しげもなく書かれています。
おすすめの一冊です！
この手の本には個人的な主観も入っており、経済情勢はリアルタイムで変わるので全てを信じて行動するのではなく、基本をこの本で教わりながら自分で調べて判断をし行動をすることが大事だと思います。
よくまとまっているこの本で得られる知識は経営者、投資家、この世で生きる人が皆知っていれば、何をするのであってもどこで儲けられるかがわかるようになるんだと思います。僕も小学生の時に読んでいれば、人生設計におおいに役立ち、今頃はお金持ちになっていたでしょう。
学校教育でも取り入れ、極端に遅れている日本人の金融知識を補完していただきたいです。日本人は基本的に勤勉ですから、このような情報が教育に導入されたりメジャーとなり親が子供に読ませれば、きっと優秀な人材となって、衰退する日本企業が高度経済成長期に近いほど蘇り、日本のＧＤＰは上昇していくでしょう。（重要なことが書かれているので、決して小学生でも読める薄い本ではありません！）
土居さん、ありがとうございます、感謝です！勉強を重ねていきます。

いつもクールな著者の、渾身の力作です。
推奨の投資戦略も再現性の高いものばかりですので、
再度読み直して、自分にとってベストな方法を3つ選択するつもりです。
前作に引き続き、目からウロコ間違いなし。
是非、一読をおススメします。