スター・ウォーズ 1/48 AT-ST の感想

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1/72X-WING、タイ・アドバンストとビークル関連はFM社と同じアイテムが続いていたが、遂に古のMPC以来のキット化となるAT-STが登場した。
他社同様にEP6に登場した脚が短めで森林内で活躍したAT-STのキット化である。
大きめの立体物としては皆が苦しんだMPCのキット、ハズブロの新旧トイ、高価なCODE3の完成品が存在するがプロポーション、ディテールともそれらと比較すると間違いなく決定版である。パーツ分割の細かさ故にCODE3の完成品よりもシャープに感じられる位だ。
パーツ数は予想よりも遥かに多く、同時発売のタイ一般型と比べると同じ価格でこうも違うのかと驚かされる。
これが実売2,000円以下で入手できるとは・・
武装関係や機体下部、脚部はかなり細かく分割されており、非常に精密に再現されている。
機体下部のケーブルや武装の一部は軟質樹脂を使用。
脚は可動式であるがトップヘビーなデザインなので、一部には固定するパーツも付属。
コックピット内も細かく再現され前部のひさしは差し替えパーツで開閉可能、パイロット２体と劇中で乗っ取ったチューイのフィギュアも付属する。
マーキングは例によってデカールとシールの両方が付属するが、AT-STは単色塗装が標準なので使わずとも仕上げても問題ない。
正確なプロポーション、細かなパーツ分割による精密なディテール再現とも実に素晴らしい。
不満があるとするとコックピット前面のひさしやふくらはぎ後部のバネ状のパーツ等が成形の問題上厚めのこと（中級者以上であれば薄く削ったり、プラ板や金属板で作り直すのは容易であろう）と、パイロットが一体成形のため両手が棒状であること、おまけのチューイの造形がイマイチなことくらいであろうか。
本体部分については全く不満はない。
組み立てれば容易に分かることだが、モールドも十分シャープでスミイレすると抜群の立体感である（スミイレの際はダボは斜め切りしてパーツへのストレスを減らしておく必要あり）。
おそらく今後これを超えるAT-STのプラスチックキットは登場しないであろう、と思わざるを得ない。

一番初めに投稿されたレビューが星2つという評価に納得出来ないものを感じたので私もレビューを投稿させていただきます。

まず全体的なプロポーションについては映画に登場するプロップのイメージそのものと言って良いと思います。
細かいモールドも十分にシャープでクッキリと繊細に表現されています。バンダイにしては、細かく小さいパーツもあるので組立中の紛失には注意したいところ。
あとボディ上面の手すりやメカ部分の動力パイプ？等の細くて折れやすいパーツは他よりも若干、柔らかめと言うか粘り気のあるスチロール樹脂で成形されて、折れにくいよう気を配われています（接着、ヤスリ掛け、塗装も問題なし）。
脚部の可動はポリキャップ等は使われていません。まあ正直ヘタらないか心配ではありますがデザイン的にも限界はあるかと。一応ヒザ？にあたる関節部分は固定用のパーツもあって、長期間飾っておく場合は可動用のパーツと交換する仕様になってます。
コクピットも再現され、着座姿勢のパイロットフィギュアも付属します（同じ人が2体）が、造形がちょいと固め。
オマケとして天井のハッチから体を出しているポーズのチューバッカとブラスター用のエフェクトパーツ（ガンプラのビームサーベル等と同じ材質）、地面を模した台座が付いてます。
それと、マーキングは内容自体は同じですが、シールと水転写デカールの2種類があって、貼りやすい方を選べるようになってます。
このキットは前述のように小さいパーツも有りますが、バンダイらしく組み立てにも問題ありませんし、モールドもタルく無くシャープであります。最高の出来だと思うんですけどねえ。

実のところ私はこのキット、アマゾンではなく駿◯屋で購入したのでレビューを書くのもためらわれたのですが、とりあえず今手元にあるキットを完成させたらもう1個、今度はアマゾンで買おうと思っているのでご勘弁ください。