大正×対称アリスepisode1 限定版 の感想

長くなったので総評から書かせていただきます。

【総評】
主人公は「アリス」なんですよ。
物語の世界に迷い込んだ本当は存在しないはずの、イレギュラー。
彼女が存在することで、あの「シンデレラ」や「赤ずきん」のお話が激変するわけですね。
元の童話と何がどう違うか、比較しながらプレイするのが楽しいと思います。

ただ、やはり物語の中のお話っぽいので、リアリティを求める方には合わないでしょう。
世界観も割りとふんわりしていますし、第一作目ということで謎も謎のままで終わります。
今後の作品に期待。

【細評】
・立ち絵、スチル
あまり豪華って感じではないです。
目パチ口パクも無し、衣装も一人2種類かな？
気になるような破綻した絵は無かったような気がしますが、何よりスチル数そのものが少ない。
フルプライスなら納得のいかない枚数ですね。この値段なら相応であります。

・BGM
そもそも私がこのゲームの購入を考えたのはPVのOP曲が素敵だったからなので満足しています。

・シナリオ
童話が元になっているので、プレイヤーは「物語の顛末」を予測出来ますよね？
作り手はその「期待」を如何に裏切るかを考えてゲームシナリオを作っているように思います。
プレイヤー自身も意固地にならずに「騙されたい｣｢騙されてやるぜ」とゆるーい感じでプレイしましょう。
そのほうが絶対に楽しいです。荒を探し出すと割ときりがありません。

・システム
スキップは重くも無く快適だが、「前(次)の選択肢まで戻る(進む)」という機能は無し。
変わりに選択肢の場面でオートセーブをする仕組みです。個人的には使いにくかったです。

『その他気になるところ』
・大正×対称アリス、｢大正｣…？はてそんな成分はあったかしら…？
　(現代的な発言(ﾂﾝﾃﾞﾚ､ﾘｱ充､ﾁｪｰﾝ店etc)がその疑問に拍車を掛けております。)
・メタ発言や現象がある。