REC/レック [Blu-ray] の感想

’07年、スペイン。ジャウマ・バラゲロ監督。

「スペインのホラー」って、何となく物珍しいなと思いきや、『機械じかけの小児病棟』の監督、ジャウマ・バラゲロ。
『機械じかけ〜』はあんまり怖くないけれど、こちらはちゃんとハラハラドキドキできた。面白い！
想像通りの展開ではあるものの、“ドッキリお化け屋敷”ぶりが楽しい。
なかなかに変り種ホラーで好感度高し。
P.O.V.ムービーの筆頭角になる作品と言えるかも。

もうすでにハリウッド映画化され、続編はもう製作に入っている、というこの作品。
ハリウッド映画化の方は、『Quarantine』というタイトル。
このハリウッド版（『Quarantine』）、アメリカの予告見る限り、本当にイマイチだと思う。この作品の方がずっと面白そう。
ハリウッド版より面白いオリジナル版なのは、太鼓判を押しておく。

見どころは、ラスト間際の、取り憑かれた太った中年女性や、ラスト間際に衝撃的に登場する“不気味な存在”（とだけ言っておきます）の、思わず舌を巻くリアルなその姿。
どこら辺まで見せて、どこら辺まで見せないか、このバランスが非常に良かった。

ちなみに、こちらのブログにて、「アンヘラ嬢の素顔」というYouTubeをわざわざUPしていたよ。興味ある人はググって見て！