職場スイッチ―ひとりでもできる会社の空気の入れ換え方 の感想

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昇進して、意気揚々と新しい部署にリーダーとして赴任したはいいものの
待っていたのは、乱雑としたオフィスにやる気も能力もない部下達。そしてプライド高い古参社員達。
私に与えられた職責は「大過なく事業を継続せよ。」・・・これは左遷だったのか！？

そう気づいた私ですが、少しでも職場の改革をしようと四苦八苦していた時にこの本を目にしました。
まず、タイトルがいいですね。スイッチを入れるように簡単に職場の雰囲気が変わるならそんないいことありません。
半信半疑ながらも藁にもすがる思いで読み進めましたが、あら不思議。読んだ翌日から職場の雰囲気が変わりだし
３日目にはすでに職場に通うのが楽しくなりました！

実のところ、職場が変わったというよりは、自分が変わったのです。
無能でプライド高く、職場の雰囲気を悪くしていたのは自分自身だった。問題は自分自身にあったのです。

この本はコーチングの本です。人に対するコーチングについては沢山の本があり
私も色々読みましたが、この本は主に自分自身に対するコーチングです。色々なことに気づかされます。

本当にコーチングプログラムを受けているような気分で読み進められます。
具体例がふんだんに織り込まれており、また実際の職場でよくある事例について
取り上げられているので、すぐに試みることができます。
特別変わった手法だとか、革新的な手法が書かれているわけではありませんが
実践的で即効果が出るものばかりだと思います。

停滞ムードを吹き飛ばす2つの実践術
話さない人に口を開いてもらうコミュニケーション術
再考したい「メールの功罪」
社員すべてが“主役”でいられる職場作り
メタでコミュニケーション
戦う職場の作り方・・・etc.

まだまだ色々とありますが、実際に読んでみるのが一番でしょう。
平易で読みやすいのもいいですね。

悩めるリーダー初心者にお勧めの逸品です。