Wacom ペンタブレットオプション トレース用交換シート PTK-840専用 透明マットタイプ ACK-10032 の感想

●書き味について…
通常のマットブラックのデフォルトシートとほぼ変わることもなく、快適そのものです。

●装着方法について…
デフォルトシートは両面テープで貼り付けてあるだけですので、アートカッターのような薄い刃物を慎重に差し込み、ゆっくりと剥がしていくことになります。
このオーバーレイシートは両面テープが短辺の片側だけに存在しますので、それが利き手の反対側にくるように貼り付けて使用することになります。
但し、デフォルトシートと同じでいわゆる『メクリ』が無いため、間に紙が差し込みにくく、そこは自分でインデックスをつけるなり角を折るなりといった工夫が必要です。

●価格について…
この分野がワコムの寡占状態にあることを感じざるを得ない強気な価格設定です。
何のヘンテツも無いプラスチック製のシートなのですから、そこそこの粗利を含めたとしてもせいぜい1000円前後が妥当なラインではないでしょうか。
因みに、Intuous4ではXLサイズだけがデフォルトでこのオーバーレイタイプとなっていますが、なぜ全機種これで統一しないのかも大いに疑問です。
しかも、先日発売となったIntuos5ではこの点がさらに改悪となり、ユーザーでのシート交換は不可、修理扱いでメーカー出しを強要という有様……顧客目線から逸脱したこうした拝金主義は、長い目で見るとメーカーにとっても決してプラスとなるとは思えないのですが……
その点、このIntuous4のシートに関して言えば、自分で交換できるだけまだマシなのかもしれませんね。