批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇 の感想
参照データ
タイトル | 批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大澤 聡 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000245227 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » メディアと社会 |
購入者の感想
この本の著者は近畿大学文芸学部講師であり、メディア史を専門とし、
それに関する批評・論文を発表されている、比較的年齢の若い方です。
雑誌から新聞に亘る膨大な資料を調査して一つにまとめ上げている
研究はあまりお目にかかったことがない。極端な言い方をすれば、
腹ばいになった人間の地面すれすれの視点と、超高層ビルの屋上から
眺めた視点が瞬間移動して、その間を往来しているような感覚とでも
表現すればよいのだろうか?そんな調査・研究である。
調査は昭和初期から10年間に及び、いわゆる大衆文化が花開いた時代で、
「文芸評論」「論壇時評」「座談会」「匿名批評」などは商品として、
市場としてのジャーナリズムの存在にいかに影響したのかを、
深く切り込んだものであると思います。
それに関する批評・論文を発表されている、比較的年齢の若い方です。
雑誌から新聞に亘る膨大な資料を調査して一つにまとめ上げている
研究はあまりお目にかかったことがない。極端な言い方をすれば、
腹ばいになった人間の地面すれすれの視点と、超高層ビルの屋上から
眺めた視点が瞬間移動して、その間を往来しているような感覚とでも
表現すればよいのだろうか?そんな調査・研究である。
調査は昭和初期から10年間に及び、いわゆる大衆文化が花開いた時代で、
「文芸評論」「論壇時評」「座談会」「匿名批評」などは商品として、
市場としてのジャーナリズムの存在にいかに影響したのかを、
深く切り込んだものであると思います。