イギリスの菓子物語 ~英国伝統菓子のレシピとストーリー~ の感想

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もう似たような本を持っているし・・・と思いつつ、やっぱり興味深くて求めてしまいました。
素朴な焼き菓子なのに(焼き菓子じゃないものも載っていますが)、どこかおすましして品のいいイギリス菓子の魅力が詰まっています。
どちらかというとレシピ重視というより、お菓子のストーリーを楽しむ本のように感じました。
ストーリーの延長にレシピがあって、どんなお菓子か実際に作って味わうことが出来るという感じでしょうか。
知識と実体験が両方得られるに違いない素敵な本です。
レシピ数や作り方の詳しさを求めるなら、同著者の『お茶の時間のイギリス菓子』の方がいい気がしますが、この本も適宜写真が載っているので、わかりにくいことはないと思います。
『お茶の時間の―』と比べますと、パンやクイックブレッドが載っているのが目新しいです。
また、スコーンやケーキ、パイ、プディングのレシピは色々載っていますが、ビスケットはほとんど載っていません。
個人的に、イースト入りのスコーンとチェリーパイ、オーツケーキを作ってみたいです。