1965~1980 NHKラジオアーカイブスより「桂枝雀 落語選集」 の感想

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参照データ

タイトル1965~1980 NHKラジオアーカイブスより「桂枝雀 落語選集」
発売日2012-02-22
アーティスト桂枝雀
販売元EMIミュージックジャパン
JANコード4988006230187
Disc 1 :煮売り屋 (1965/6/28 桂小米時代)
江戸荒物 (1970/9/18 桂小米時代)
Disc 2 :宿替え (1972 桂小米時代)
ふたなり (1972/6/21 桂小米時代)
カテゴリミュージック » ジャンル別 » 日本の伝統音楽・芸能 » 落語・漫才

購入者の感想

「髪の毛のあった時代」の枝雀の公式音源が登場。
1965年の煮売屋(この言い立てはもう聴くことはできないだろう)から1980年夏に放送された「枝雀五夜」まで。
この「枝雀五夜」と秋に放送された「TBS落語特選会」(くっしゃみ講釈・饅頭怖い)で枝雀の認知度が一気に広がった。
日本が「桂枝雀という落語家を発見した」時間経過を再確認している気がして懐かしい。
個人的には1975年の寝床(LPのみでまだ復刻されていない。大旦那がどの録音よりもスゴイ!)がでれば完璧。

桂枝雀師の落語については人によりいろいろ好みがあるようですが、私は枝雀襲名の頃即ちこのCDに収録された頃の落語が一番好きです。襲名は1973年ですが、師は小米時代からラジオの深夜放送「ヒットでヒットバチョンといこう」という、連日放送されていた番組の金曜日を担当されていました。しかし他の曜日を担当されていた笑福亭仁鶴師や先代の桂春蝶師に比べて地味で、落語は聴いたことはありませんでした。聴き始めたのは、知り合いのお兄さんが落語が好きで、特に枝雀師が面白いと勧めてくれたからでした。ラジオで放送がある度、録音して何度も聴きました。しかしその当時中学生の私にはカセットテープは高価でしたので、テープを何本も買うことは出来ず、一本のテープで、次の番組が放送される度に以前録音した物の上から録音していました。このCD集には、その時泣く泣く消してしまった「不動坊」「かぜうどん」が入っていて、迷わず購入しました。これらのネタはもちろんその後も何度も演じられ、今まで発売されたCDにも入っていますが、やはり私はこの1974年の2席が一番面白くて好きです。師はその後のある時期「落語の漫画化」と称しておられた事があり、その頃はブームでしたが、私は当時の師の落語は聴くに堪えなかった。オーバーな仕草や喋り方は確かにテレビで見ると面白いかもしれない。けれどもラジオで聴くと全く面白くなかった。あのリアルな情景が思い浮かぶ、枝雀襲名の頃の「不動坊」「かぜうどん」が聴きたかった。もう諦めていましたが、思いがけず商品化されて本当に嬉しいです。
私がラジオから録音したカセットが残っているもので、このCD集に収録されているのは1975年の「天神山」、1978年の「住吉駕籠」ですが、それらもやはりこのCD集のものが一番面白いと思います。
しかし「宿替え」「八五郎坊主」などは、残念ながら最も面白いと思った一席はこのCD集には収録されていません。

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