裁判例から見る進歩性判断 (現代産業選書―知的財産実務シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 裁判例から見る進歩性判断 (現代産業選書―知的財産実務シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高橋 淳 |
販売元 | 経済産業調査会 |
JANコード | 9784806529507 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » 発明・特許 |
購入者の感想
本書は裁判実務で争われることの多い進歩性の判断について掘り下げた良書である。
田村善之教授の推薦文にあるとおり、「本書の最大の特徴は、近時の関連裁判例から論理的なモデルを抽出するとともに、そのモデルにおける各種争点の取扱いについて、後知恵防止という観点によりそれを統一的に説明している」ところにある。その説明は論理的で分かりやすい。
著者は、弁理士会等でも「進歩性判断」というテーマで研修・セミナーを行っているが、その内容に沿って意見書を記載することにより、出願した発明の進歩性が肯定されることもあるようだ。
本書は、田村教授の述べるとおり、「裁判例の検討を通じて、容易性の判断のみならず、主引例適格性の判断及び想到性の判断についても検討し、実務に有益な情報を提供した」ものであり、実務家にとって必読の一冊といえる。
田村善之教授の推薦文にあるとおり、「本書の最大の特徴は、近時の関連裁判例から論理的なモデルを抽出するとともに、そのモデルにおける各種争点の取扱いについて、後知恵防止という観点によりそれを統一的に説明している」ところにある。その説明は論理的で分かりやすい。
著者は、弁理士会等でも「進歩性判断」というテーマで研修・セミナーを行っているが、その内容に沿って意見書を記載することにより、出願した発明の進歩性が肯定されることもあるようだ。
本書は、田村教授の述べるとおり、「裁判例の検討を通じて、容易性の判断のみならず、主引例適格性の判断及び想到性の判断についても検討し、実務に有益な情報を提供した」ものであり、実務家にとって必読の一冊といえる。