WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊) の感想
参照データ
タイトル | WIRED (ワイアード) VOL.1 (GQ JAPAN2011年7月号増刊) |
発売日 | 2011-06-10 |
販売元 | コンデナスト・ジャパン |
JANコード | 4910153120714 |
カテゴリ | ジャンル別 » 雑誌 » コンピュータ・モバイル » 製品情報 |
購入者の感想
かつて創刊号から全冊買っていた者の感想です。
かつての本書は、デジタルメディア黎明期に、デジタルカルチャーへの斬新な考察とDTPを活用した
先進的なデザインで、来るべき突き抜けた未来を見せてくれた画期的な雑誌でしたが、10年以上の
ブランクの後に復刊した本書は、WIREDブランドに胡座を書いた安易な復刊、という印象が否めません
でした。
タイトルの”Our Future”にまつわる様々な特集記事は一貫性がなく、ニュースサイトの寄せ集めの
ような感触ですし、必要以上にエッジを利かせたつもりの押し付けがましい文体が、今の時代には
けっこう気恥ずかしい。WIRED大学 新・教養学部の課題図書50、なんて最たるものでしょうね。
20年前のスタジオボイスかよ、と。
いくつかの記事に散見される”続きはWEBで”という記載も、責任放棄的な印象が否めません。
せっかく雑誌媒体を使うんだから雑誌の中で勝負してほしいものです。
もっとも雑誌ならではの楽しい記事があったのも確かです。
・フォックスコンの取材記事:掘り下げは浅いけど、写真から現地の環境がよく伝わってくる記事。
・デジタル信号がアメリカ東海岸から西海岸までどのように伝播するのかを写真で見せる記事は
ナショナルジオグラフィックのような写真の美しさに心奪われました。
このあたり、周到な取材が必要で、WEBメディアでは実現できないものだと思います。まだまだ雑誌
も読ませるものである、ということを認識しました。
価格もがんばっていると思います。今後に期待したいと思います。0
かつての本書は、デジタルメディア黎明期に、デジタルカルチャーへの斬新な考察とDTPを活用した
先進的なデザインで、来るべき突き抜けた未来を見せてくれた画期的な雑誌でしたが、10年以上の
ブランクの後に復刊した本書は、WIREDブランドに胡座を書いた安易な復刊、という印象が否めません
でした。
タイトルの”Our Future”にまつわる様々な特集記事は一貫性がなく、ニュースサイトの寄せ集めの
ような感触ですし、必要以上にエッジを利かせたつもりの押し付けがましい文体が、今の時代には
けっこう気恥ずかしい。WIRED大学 新・教養学部の課題図書50、なんて最たるものでしょうね。
20年前のスタジオボイスかよ、と。
いくつかの記事に散見される”続きはWEBで”という記載も、責任放棄的な印象が否めません。
せっかく雑誌媒体を使うんだから雑誌の中で勝負してほしいものです。
もっとも雑誌ならではの楽しい記事があったのも確かです。
・フォックスコンの取材記事:掘り下げは浅いけど、写真から現地の環境がよく伝わってくる記事。
・デジタル信号がアメリカ東海岸から西海岸までどのように伝播するのかを写真で見せる記事は
ナショナルジオグラフィックのような写真の美しさに心奪われました。
このあたり、周到な取材が必要で、WEBメディアでは実現できないものだと思います。まだまだ雑誌
も読ませるものである、ということを認識しました。
価格もがんばっていると思います。今後に期待したいと思います。0