アスキークラウド 2014年 06月号 [雑誌] の感想

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参照データ

タイトルアスキークラウド 2014年 06月号 [雑誌]
発売日2014-04-24
販売元KADOKAWA
JANコード4910014910645
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » コンピュータ・モバイル » 製品情報

購入者の感想

今月号の特集の「ズケズケものをいう情シスだけが生き残る」は、大企業の情報システム部門に関して解説しています。
本来は社内システムの企画・開発、インフラの保守運用、外注先のシステム・インテグレーターとのやりとり等、多岐にわたる業務を行うはずの情報システム部門が、社内事情に疎く、自社のビジネスにさえ無知で、事業部門の要望を外注先のシステム・インテグレーターに丸投げしていて、もはやいらない組織と化し、パナソニックを例に上げ自社の情報システム部門を取引先のシステム・インテグレーターに転籍させるところまで現れている現状を紹介し、さらに事業部門が勝手にクラウドサービスを利用するようになって存在意義が危うくなっている事を解説してます。また、クラウド時代ならではの存在価値を見いだし、積極的に動いて活躍の場を広げている情報システム部門の事例も紹介しています。
「バイドゥIME騒動が招く必然」はクラウド時代のセキュリティ問題を解説しています。
従来は社内にサーバーを設置し、そのサーバーのアクセス制限により企業の情報を守ることが出来ましたが、クラウドを使用すると外部のサーバーに企業の情報を送信することになるので、必然的に企業の情報が外部に漏れやすくなります。企業に新たな情報漏えい防止策が求められており、クラウド時代のセキュリティ対策は情報システム部門の大きな役割の一つになりつつあることを解説しています。
「バカ経営者はコストを削減しても競争力を高めない」は、クラウド化によりコストは削減できるが、自社の競争力が下がってしまう可能性について解説しています。
ここでもクラウド化の問題点について解説しており、情報システム部門の役割として、コストダウン以外は利益の無いクラウド化を回避することを挙げています。

クラウド全盛時代における、情シス部門をとりまく環境や現状がわかりやすくまとめられています。
私も独立系SIerにて情シス部門の方々と一緒に仕事をした経験があるので、納得感のある記事だなと感じながら読み進めていました。
企業としての全体最適を考えて、時には経営者、時には現場の目線でものを語り、たとえば企業内システムをクラウド化して外に出すべきもの、中においておくべきものを判断できるような人間が必要だなと感じました。

もうひとつ、最近よくとりあげられている名刺管理サービスを提供しているベンチャー企業、サンサンの記事も大変面白かったので一読の価値ありだと思います。0

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