弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業 (光文社新書) の感想

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参照データ

タイトル弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業 (光文社新書)
発売日2012-04-17
製作者木山 泰嗣
販売元光文社
JANコード9784334036812
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 法律 » 民法・民事法

購入者の感想

民法は条文の数もさながら、法律の文言が抽象的です。学術書等のみで理解しようとするのは、
そういった文章に慣れている人等以外ではなかなかとっつきにくい内容であると思います。

ということで、私も今までイトマコさんの入門書・シケタイ等で理解の補助を工夫してやってきたつもりではありましたが
著者の「最強の法律学習ノート術」という本を立ち読みして、法律系では今まであまり感じることができなかった
「わかりやすさ」を重視した記述だなぁと感銘を受けまして、それからしばらく経ったのちにこの本を手に取りました。

・・・・・・・・・・・・・・・
結果、、、本当にわかりやすい( ;∀;)
イトマコさんシリーズも平易な文章で補助にはなったものの
自分に合うのか、木山さんの記述は本当にわかりやすく、また後半の事例によって難解な民法が
スーッと消化吸収できたような感じがします。また、既習内容を違った点から説明しているので、
理解がさらに深まり、ものすごい役立ったなぁと思いました。

信者ではないにせよ(笑)図書館で借りたこの本も改めて自分で買い、
他の六法等のものの木山さんシリーズを集めようと思いました。

 本書は、主に、1日目「民法ってなに?」(約90ページ)と、2日目「実例にあたってみよう!」(約150ページ)から成る本です。
 「民法ってなに?」の部分は、民法の成り立ちや基本的概念を簡潔に解説しています。
 また、「実例にあたってみよう!」の部分は、実際の判例そのものではなく、著者が説明のためにつくったストーリーであり、読者の興味を惹くように上手につくってあります。

 はるか以前のことになりますが、私が民法を初めて学んだときは、(a) カタカナ文の文語体で、あまりにも簡潔でそっけなく、意味のわかりにくい条文、(b) 無味乾燥な教科書、(c) 悪文の典型のような「重要判例」、(d) 総則、債権、物権、家族法が別々に講義される、といような状況であり、苦労したものでした。
 現在は、一定平明な口語文に民法典が改められており、しかも本書のように簡明な解説と実例で、ざっくりと全般を見渡すことができる本が出版されているのはうらやましい感じさえします。
 「『民法がどんなものか』が全く分かっていなかった大学1年生のときに本書があれば」と思わせるような本です。

 なお、タイトルに「授業」という文字が入っていることからわかるように、本書は単なる興味本位の本ではありません。また、一時期流行った「行列のできる・・・」のような安直な内容でもありません。なので、全く法学に縁のない人や単なる興味本位の人にとってはややハードルが高い本かもしれません。
 たぶん、本書は、「民法に関する知識が何もないのに、今後民法を学ばなければならない人(法学部生の1年生4月など)」が最初に「概観をつかもう」という感じで読む本と思います。
 上手に書かれた良書と思います。

1日目は基本、2日目は実例で、2日間の授業形式で書かれてある。

何かトラブルがあると、関係してくるのが民法。財産法を中心に、
総則から親族まで、簡潔に解説している。

「あなたとわたしと第三者」が、さまざまな場面で、どのように
あらわれてくるか、という点に注意して読むと、理解が深まると
述べている。

民法のイメージをつかんでおけば、専門書で詳しく要件効果を
フォローするとき、読みやすくなると思う。0

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