李登輝より日本へ 贈る言葉 の感想

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タイトル李登輝より日本へ 贈る言葉
発売日販売日未定
製作者李登輝
販売元ウェッジ
JANコード9784863101241
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

今年、2014年の1月に誕生日を迎えられ、九十一歳になられた李登輝先生。
一昨年に大腸癌の手術を、去年には首の動脈にステントを入れる手術をされたとのこと。
「いよいよ自分に残された時間を意識しなければならなくなった」
先生の総統時代を知っているし受け入れがたいお言葉ですが、人には寿命があります。
「日本の復活を心から期待する李登輝から日本人へ送るメッセージです」冒頭にはこう記されています。

本書には先生の自叙伝、台湾と中国の歴史、日本と台湾の歴史的な結びつき、全てがこの一冊に網羅されています。
2011年の大震災では台湾から様々な支援を日本は受けました。
先生は台湾からの救助隊を、どの被災地に向かわせるかを交渉するよう指示したそうですが、
よりによって「時の民主党政府関係者から意外な抵抗に遭った」と記されています。

「日本では救助隊の受け入れ体勢が出来ていない」と民主政権ははね付けました。
米軍と韓国の救援隊はすでに到着し、中国も派遣を表明しているのに関わらず、です。
埒があかないと判断した台湾側は民主政権の返事を待たずに、35人の救援隊を日本に向かわせました。

このエピソードを読んで思い出したのは、旅客船の沈没時にも日本の支援を断った韓国のクネ政権です。
愚かな政府は、国民の命よりもイデオロギーや面子を重視します。この現実を国民は肝に銘じなければならない。

先生は「このときの日本政府は中国の顔色をうかがっていたとしか思えない」とし、
「被災された方々がこのことを聞いたらどう思われるでしょうか」と、厳しく非難しています。
本書にはリーダーの心構えに大きくページが割かれており、日本の政治家も耳を傾けるべきと考えます。

日本と台湾には国交がありませんから、その交流に法的根拠がありません。
アメリカと台湾にも国交がないのですが、アメリカは「台湾関係法」を国内法として定め、
台湾を防衛する義務さえも自らに課しています。

先生が大きく期待をかける安倍首相に日本版の「台湾関係法」を制定して欲しい。

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