敗者のゲーム〈原著第6版〉 の感想

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参照データ

タイトル敗者のゲーム〈原著第6版〉
発売日販売日未定
製作者チャールズ・エリス
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532356286
カテゴリビジネス・経済 » 経営学・キャリア・MBA » 資格・就職・MBA » MBA(経営学修士)

購入者の感想

ネガティブな印象のタイトルだが,極めて優れた投資本.そもそも,敗者のゲームとは何か? 一言で云うなら,ミスで勝敗が決するタイプのゲームを指す.敗者のゲームでは失点しない事が全てだ.
投資では市場平均(S&P500)をベンチマーク(対戦相手)とするが,現在の市場取引の95%は機関投資家(プロ)に因る物であり,機関投資家の売買価格が株価を形成する.その様な状況で市場平均に負けない戦略とはどんな物か? 解は市場平均を丸ごと買うことだ.一見突拍子もないが,現在ではインデックス投資で容易に実現できる.
本書の一番云いたい事は以上だが,終盤まで有用な示唆に富む一冊である.

第5版と、同じ内容です。前の版を読んだヒトは、オカネのムダなので、買うとオカネを捨てることになります。第5版と読み比べましたが、図表は、使い回し。同じものを、新版として売るのは詐欺商法でしょ。まあ、かれも相当な高齢だから、新しいことは、かけるはずもありませんが。。。古本で、前の版をかえばじゅうぶんです。前の版は、繰り返し読んで、頭に入ってるから、比較できたのですが。。。もちょろん、前の版の内容は、よかったですよ。問題は、同じ内容で、カネのために、新規に加筆したかのように誤解させて売ること。

本書には個人投資家が長期投資で成功を得るために押さえておくべきことがらを、該博な知識を駆使して丁寧かつ統計的に記されている。耳の痛い話も少なくないが、個人投資家に「ほんとうの意味で投資に成功」してほしいという筆者の熱い思いが伝わってくる。初心者もベテランも個人投資家はぜひご一読を。

今日「ニューヨーク証券取引所の売買高の95%以上は機関投資家に」占められている。つまり「アメリカ株式市場はすべてのプロの予測の総和を示す」。個人投資家が「このプロ全体の判断である市場平均に勝とうとするのは、きわめて困難だ」。そこで「これらトッププロの投資判断を一つにまとめてしまうには、インデックスを使えばよい」「インデックス・ファンドを使えば、『ドリーム・チーム』のスタッフを抱えるのと同じメリットが得られる」。そして「長期の資産運用を行ううえでは、相場の上下に気を取られず、じたばたしないことが何より大事である。長期方針を十分検討したうえで決定したら、それをしっかり守っていくことだ」とし、「常に最大の目的を忘れず、落ち着いて、忍耐強く首尾一貫して行動すること」の重要性を重ねて説く。

また全篇に「ファンド選択にあたって、・・・将来の成績は十中八九、過去の成績とは関係ない」「投資は娯楽ではない。責任である」「投資においては高いリターンを求めることより、リスクを、夜よく眠れる水準にとどめることのほうが大事」「プライドと恐れ、欲望と喜び、心配などといった感情は、投資の最大の『敵』」「支出の決定は運用成果によってのみ支配されるべきものであり、その運用成果は運用方針によって決まるのである。市場がアナタの期待どおりのリターンを出してくれることなど、あるわけがない」「富とは、これまでの労働と想像力と幸運の結果の積み重ねなのだ」と珠玉の箴言が散りばめられている。そして最後に「投資で勝つための準備は整った。皆さんのご健闘を祈る」と締めくくられている。

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