Teaching and Researching: Motivation (Applied Linguistics in Action) の感想

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・包括的
・研究しようとする人に対する切り口,factorを提供しようとしている
・研究の歴史に力を入れていて、参考文献が豊富
・個別事例よりも抽出された一般論を重視してるか?
・第二外国語(特に英語)習得について記述が豊富

といった感じでしょうか。研究者の方に有用でしょう。
私はもう少し現場寄りの事例みたいなのを期待してましたので星4つ

この本はモチベーションについての現代の考え方における主な論点・課題の包括的概観を提供している本です。第１章はモチベーションとは何かから始まり、モチベーション研究の主な課題、心理学におけるモチベーション理論、外国語を学ぶためのモチベーションについて論じられています。第２章はモチベーションと言語教育について論じられ、学習者にモチベーションを与えるためのテクニックやストラテジー、さらに教師のモチベーションについても論じられています。第３章ではモチベーションに関する研究について論じられ、モチベーションの研究をしたい方のために研究をする際のガイドラインを与え、様々なタイプのL2のモチベーションリサーチ方法が記されています。そして最後の章ではモチベーション研究の言語教育以外の分野との関連性について論じられ、興味を持った方のために参考文献も掲載されています。学習者にモチベーションを与えるのは教師にとって最も大切なことであり、この本は教師・研究者にモチベーションについて更なる知識を与えてくれます。英語教師・研究者必読の書です。お勧めです。