武器人間 [Blu-ray] の感想

1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。

スターリンの密命を受け、ソ連の7人の偵察隊が、ナチスドイツ占領下の建造物へと侵入した。
建造物の地下には、複雑怪奇な迷宮が広がっていた。

何とか迷宮を抜けた偵察隊が発見したものは、
フランケンシュタイン博士の末裔が、
人間と機械とを「縫い合わす」研究に励む、恐るべき、改造人間製造工場であった。
ナチスドイツは、この改造人間軍団を、最終決戦兵器とする心積もりなのだ。

この「秘密」を知ってしまったソ連の偵察隊は、行く手を遮る、改造人間軍団との闘いを余儀なくされる。
果たして何人が、生きて再び地上の光を拝むことが出来るのであろうか…。

原題：Frankenstein’s Army
邦題：武器人間

ショッカーもビックリの、この設定。

本作品は、「時代考証」とか、「リアリズムの追求」などといった、「知的作業」を一切放棄していて、
R-15指定の娯楽作品に徹しており、いっそ清々しいくらいだ。
要は、本作品を堪能するコツは、「細けえことは、気にすんな」なのだ。

本作品の最大の見所は、当然、多種多様な改造人間軍団の、「見世物小屋」的なキャラクターデザインである。
そういった「異形の群れ」を是非見たい、筆者のような「黒い心」の持ち主に、本作品をお勧めする次第である。

現在判明しているスペックを以下に記す。
画面比：
1.78:1

音声：
1.DTS-HD Master Audio　5.1chサラウンド　オリジナル（英語）
2.DTS-HD Master Audio　5.1chサラウンド　日本語吹替

出演および声の出演：
ヴィクター：カレル・ローデン（肝付兼太）
セルゲイ：ジョシュア・ザッセ（木村昴）
ノビコフ：ロバート・グウィリム（たてかべ和也）
ディミトリ：アレクサンダー・マーキュリー（松本保典）