ホルモン力が人生を変える (小学館101新書 23) の感想

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参照データ

タイトルホルモン力が人生を変える (小学館101新書 23)
発売日販売日未定
製作者堀江 重郎
販売元小学館
JANコード9784098250233
カテゴリ » ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康

購入者の感想

かつては父だった

そして、その前は男だった

いまや父親の役割は、修了しつつあり、じいさんになって、老け込むには早く、かといって、再びまた男として、恋愛市場に打って出る力は、もうない。そんな男たち必読の書かもしれません。

この道の先には何があるんだろう、何も・・・ないのかもしれない・・・という茫漠とした不安はまるで青春の荒波に漕ぎ出す前の思春期のようです。ただ、あのころの自分にはありあまるほどの時間があり、今の自分には・・ない。いままで生きてきた時間よりこれから生きていく時間は短く、身体の老化は隠すべくもない・・オトコの40代後半とはそんな年代なのでしょう。

なんでこんなに毎日が悲しく重苦しいのだろう、やる気、元気などの元になる「気」そのものが枯渇した、心のガス欠状態が余りに長く続き、精神科で処方された抗うつ剤などを数ヶ月続けても改善が見られない。ひそかにED治療薬を内服してみるもののそもそもオトコとしての性欲が枯渇しているのでその効果を確認することもできない・・そんな男子(実はワタシ)は、「男性更年期」も考える必要がありそうです。

女性の一生はホルモンによって支配されている・・などという無茶苦茶な言い方があります。たしかに女性の生涯が初潮・妊娠・分娩・・そして閉経というホルモンが関与する劇的なイベントに彩られているのに比べると、男性の一生にはめだったイベントが少ないためあまり「男性の更年期」はいままで問題とならなかったようです。ある年代以降の女性がもれなく経験する更年期は男性にもあるのですが、その変化は緩やかで、かつ個人差が大きく70代で20代の青年と血中テストステロンが変わらない更年期レスの男性もいる反面、40代ですでに老年期以下の低値という例もあるそうです。

この本を読んで、早速血中テストステロンを測ってみたくなりました(唾液でもはかれるらしい・・)。でも、怖いような気も。

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