ルワンダの祈り―内戦を生きのびた家族の物語 の感想

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参照データ

タイトルルワンダの祈り―内戦を生きのびた家族の物語
発売日販売日未定
製作者後藤 健二
販売元汐文社
JANコード9784811384979
カテゴリジャンル別 » 絵本・児童書 » 学習 » 歴史

購入者の感想

遺作の1つ。ジェノサイド、つまり大量虐殺があった
ルワンダ現地での取材「作品」です。

この本で後藤さんの著書は三冊目になりますが、
後藤さんに対する新たな印象が生まれました。

それは、使命感が強く、情熱的で行動派の方という
偏った味方をしていた自分に気が付きました。

決して、破天荒な方でも、某政治家が決めつけた「蛮勇」とも
違います。非常に、冷静で、自省心を持った方だと
思いました。
(自身の行ったインタビューを振り返る場面など)

思うに、後藤さんは第8章の「相手をゆるす時」の
メッセージをこの本を通じて全世界に伝えたかったのではないでしょうか?

(憎しみと悲しみに満たされた心だけでは、きっと生きてはいけない。

 何をしても、そのことばかり考えてしまって、何も手につかなくなってしまう。

 だからといって、その相手を<ゆるす>ことはできないかもしれない。

 いや、わたしはきっとできない。

 どうすることもできない心の痛みを背負っても、わたしは生きていかなければ

 ならないとしたら・・・そう、自分は生かされていると気がついた時に、

 初めて考えるだろうー相手を<ゆるす努力>をしてみよう、と。)

傍観者が批判することはいとも簡単です。

しかし、死者への尊厳は忘れてはいけないと思います。

ましてや、テレビで自己責任論を振りかざしていたコメンテーター、特に政治家の方々に
一言言わせて下さい。

あなたたちは後藤さんのように命を懸けて、国民のことを本気で考えてますか?
本気で行動していますか?一生懸命なのは選挙活動の時だけではないですか!?

ほとんどの政治家が私利私欲にまみれ、
自己保身に全身全霊を懸けているみじめな「政治屋」
さんばかりではないですか?(極、一部を除いて)

後藤健二さん(47)が殺害されたとみられる動画の拡散を自制し、代わりに紛争地で取材する後藤さんの姿を共有する動きがツイッターなどのソーシャルメディアで広がっています。「あの映像を共有するな。彼らのゲームに加わるな。仕事をしている時のケンジの画像を共有しよう」と言う動きが世界中に広がっています。私達は後藤健二さんの本を読んで彼の功績を今一度知って欲しいと思います。

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