はじめての自然農で野菜づくり の感想

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参照データ

タイトルはじめての自然農で野菜づくり
発売日販売日未定
販売元学研パブリッシング
JANコード9784058000229
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » ガーデニング » 庭園・庭づくり

購入者の感想

自然農法で野菜を育てる本としては大変親切な本が出来た、と思う。今まではどちらかと言うと、その基本にある考え方の方に重きが置かれていた様な気がするが、本書はこの本を通して実践して見ましょうタイプの本である。野菜をそだてるにも、実践と哲学の両輪が回らないと車は走らないのだ。

世の中には色々な農法があり、それに取り組んでいる時にはそれが唯一無二、そうで無くてもオールモストザベストでなければならない。農法の哲学部分が勝つと、一寸宗教っぽいかも知れない。他を排斥しようとする態度も宗教っぽい...。その枠が取れて、『エ〜ッ、こんな簡単で良いの?』、となったら面白さだけで人は真似をする。収穫出来れば尚嬉しい。

自分に合っているもの、環境的にも周りに悪影響を及ぼす事が無く、作る方にもサービスを受ける方にも出来るだけ公平で、且つ安全で美味しい野菜を出来るだけローコストで収穫出来る農法を見つけるには、2−3年と実践し初めて土が変って来るものらしい。

自然農法と言えども、自然そのままでは野菜は出来ない。野菜を作る、と言う意識は必要なのだ。でも、人間には何も出来ない。野菜が自らの根っ子で土を変えて行く。その後ろには小動物や微生物等々の働きがある。人間は野菜が草に負けない様に、野菜が余分なエネルギーを使わないで良い様にする位しか出来ない。お守り役だが放置ではない。アテンションは常にしっかりと向けておかなければならない。

土が変って本当に植物が健康であれば、虫は付き難くなる。でも、其処を更に追求していくと種、そして種を採る植物の育てられ方まで遡らなければならない。また、圃場の微生物環境が安定して行くと仮定しても、自然が相手だから変化は常にある。自然界は常に生々流転を繰り返す。

一つの農法が日本を席巻することは有り得ないと思うが、自然農法で作られた米が一キロ一万円もすれば、それは特権階級しか口に出来ない代物である。どんなに手がかかっていても市場の原理をはるかに超えた価格付けは正しいとは思えない。私の様な消費者は反発さえ覚えるので得策とは思えない。

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