新版 荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 (岩波ブックレット) の感想
参照データ
タイトル | 新版 荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 (岩波ブックレット) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000094672 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
印象的なのはヴァイツゼッカー大統領がドイツ人であることから逃げていないことです。
1933年から45年までドイツ人は人種政策などで取り返しのつかないことを犯しました。
しかし、大統領は「罪人・ドイツ人」であることに恐れを抱くことなくこのことを受け入れ、
ドイツ人として過去の過ちを見つめ、毅然として責任を果たそうとしています。
その根底にあるのはドイツ人としての矜持であり、
また過去の真実を受け入れてこそ人は自由になるという信念です。
ここに大統領自身の人間としての強さと人間への強い信頼を見ることができます。
過去の戦争と直接的には関与しない多くの戦後世代にとって、
過去の戦争との関係や未来の地球社会について考えるきっかけを与えてくれます。
1933年から45年までドイツ人は人種政策などで取り返しのつかないことを犯しました。
しかし、大統領は「罪人・ドイツ人」であることに恐れを抱くことなくこのことを受け入れ、
ドイツ人として過去の過ちを見つめ、毅然として責任を果たそうとしています。
その根底にあるのはドイツ人としての矜持であり、
また過去の真実を受け入れてこそ人は自由になるという信念です。
ここに大統領自身の人間としての強さと人間への強い信頼を見ることができます。
過去の戦争と直接的には関与しない多くの戦後世代にとって、
過去の戦争との関係や未来の地球社会について考えるきっかけを与えてくれます。