方丈記 (ワイド版 岩波文庫) の感想
参照データ
タイトル | 方丈記 (ワイド版 岩波文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鴨 長明 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000070508 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
Before reading this book, I did some research about the author and listened to a few of interviews.
I put off reading this book because of a couple bad reviews. I figured the story was too over blown to believe. I was wrong.
I very often look at books based on their titles. I liked the title and began. That was such an extraordinary book
I put off reading this book because of a couple bad reviews. I figured the story was too over blown to believe. I was wrong.
I very often look at books based on their titles. I liked the title and began. That was such an extraordinary book
全部で150ページほどの薄い本です。しかも「方丈記」本文は40ページまで。ごくごく短い作品なのです。
最近気付いたのですが、鴨長明って頼朝、義経なんかと同時代人なんですよね。何かもう少し後の人のようなイメージを勝手に持ってました。「平家物語」の中にもこの作品を参考にした箇所があるというのに。
もっとも作中には合戦のことは全く出てきませんが。「私には関係ないよ」とこの人は思ってたのかもしれませんね。承久の乱前に亡くなっているそうなので、時代が大きく変わったことも気付いていなかったのかも。…なんて考えながら読むのも一興ではないでしょうか?
文章は有名な古典作品の中でも読みやすい方に入ると思います。前述のとおり短い作品なので、古典を原文で読むことにあまり慣れていない方にもおすすめできます。
訳文はなく、原文のみ。原文の下部に注記が施されています。
その他、底本の影印とその翻字、「平家物語」や「池亭記」などいろいろな文書から本文に関係してくる箇所の抜粋など付録が豪華ですので、学生さんなどで専門に勉強される方にも便利なのではないでしょうか。
そして市古先生の解説は鴨長明の生涯から方丈記の内容・構成まで分かりやすく、しかも細かく説明されています。
方丈記を読むならこの本をおすすめします。
最近気付いたのですが、鴨長明って頼朝、義経なんかと同時代人なんですよね。何かもう少し後の人のようなイメージを勝手に持ってました。「平家物語」の中にもこの作品を参考にした箇所があるというのに。
もっとも作中には合戦のことは全く出てきませんが。「私には関係ないよ」とこの人は思ってたのかもしれませんね。承久の乱前に亡くなっているそうなので、時代が大きく変わったことも気付いていなかったのかも。…なんて考えながら読むのも一興ではないでしょうか?
文章は有名な古典作品の中でも読みやすい方に入ると思います。前述のとおり短い作品なので、古典を原文で読むことにあまり慣れていない方にもおすすめできます。
訳文はなく、原文のみ。原文の下部に注記が施されています。
その他、底本の影印とその翻字、「平家物語」や「池亭記」などいろいろな文書から本文に関係してくる箇所の抜粋など付録が豪華ですので、学生さんなどで専門に勉強される方にも便利なのではないでしょうか。
そして市古先生の解説は鴨長明の生涯から方丈記の内容・構成まで分かりやすく、しかも細かく説明されています。
方丈記を読むならこの本をおすすめします。