Austro-Hungarian Battleships 1914-18 (New Vanguard) の感想

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参照データ

タイトルAustro-Hungarian Battleships 1914-18 (New Vanguard)
発売日2012-09-18
製作者Ryan Noppen
販売元Osprey Publishing
JANコード9781849086882
カテゴリ » 洋書 » By Publisher » Random House

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 現在は内陸国になってしまったオーストリア、ハンガリーですがリッサ沖海戦での勝利のように栄光と伝統ある海軍を保有していました。

 本書では第一次大戦開戦時に保有していた戦艦5級(モナルヒ級、ハプスブルグ級、エルツェルツォーグ カール級、ラディツキー級、テゲトフまたはフィリブス ウニテス級)の設計、武装、防御、機関を説明した章と実戦歴を説明した章の2つの内容に区分して第一次大戦時のオーストリア・ハンガリー二重帝国の戦艦を説明したものです。

・本文で7cm(実際の口径は6.6cm)両用砲の対空砲弾は煙を曳くことで弾道がわかる一種の曳痕弾であったこと。
・戦争初期にはモンテネグロやイタリアのアンコナ等の砲撃に結構活躍していたこと。
・ラディツキー級の基本計画時、既にドレッドノート式の単一巨砲艦が提案されていたこと。
・Viva! 知られざるイタリア軍で有名なMAS魚雷艇に撃沈された戦艦ツェント イシュトファンは機関故障を起こして速度が遅くなり、それが偶然MAS魚雷艇と遭遇する機会を作ってしまったこと。

等初めて知る話もあります。

尚、本書で扱う戦艦5級ともジーグフリート ポッパー造船監の設計になるものですが、彼は二重底を艦側面まで延長し、その内側に薄い耐水雷防御隔壁を置くというgepanzerter minenbodenという独特の水雷防御を採用したそうですが、それを説明する横断面図が欲しかったです。

 弱小艦のように言われているフィリブス ウニテス級ですが世界初の3連装砲塔(給弾機構に問題があり、その運用実績は同盟国のドイツ海軍が3連装砲塔採用を断念する程良く無かった)を背負い式配置にする等革新的な面もあることを知って頂きたいです。

 尚、本文は48頁で各級の右舷側側面図と上面図で5頁、アンコナ攻撃時とツェント

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Osprey Publishingから発売されたRyan NoppenのAustro-Hungarian Battleships 1914-18 (New Vanguard)(JAN:9781849086882)の感想と評価
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