グリーン車の不思議―特別車両「ロザ」の雑学 (交通新聞社新書) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルグリーン車の不思議―特別車両「ロザ」の雑学 (交通新聞社新書)
発売日販売日未定
製作者佐藤 正樹
販売元交通新聞社
JANコード9784330302126
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 交通

購入者の感想

本書によれば、車両の1等、2等、3等制は昭和35年まで続いていたという。レビューアーも、父の転勤で東京-札幌間を寝台車、2等車に乗った記憶がある。3等車は見たが、乗った記憶はない。何しろ蒸気機関車であったので、網戸のような物はあまり役に立たず煙の煤が入ってきた。しかし、食堂車の存在は子供には素晴らしい体験であり、そこでの食事はご馳走であった。青函連絡船にも同じ等級があった。その後、昭和35年7月に1等、2等制となり、昭和44年に、それまでの等級を廃止して、グリーン・普通制に変わったという。初期の普通列車のグリーン車料金はかなり格安であった(20キロまで100円で、以下20キロ増すごとに50円アップで、81キロ以上は一律300円であった)、だから東京・大阪間をグリーン車で乗り継いで行ってもグリーン料金は300円である。しかし、一度は乗りたかったのは、特急のグリーン車の中で、一番豪華な東海道本線の客車特急“つばめ”と“はと”であり最後部には、ともに一等展望車を連結していた。車内サービスに“つばめガール”・“はとガール”と呼ばれる女性乗務員を配していた。これは電化される以前の話である。昭和35年の電化後には、帝国ホテルの女性の給仕サービス、電子レンジ、冷蔵庫まで用意されていたという。これ以上懐かしい話は個人的になるのでこれまで。
では、何故、グリーン(緑)車なんだろうか?シートカバーをした目的は?本書では、鉄道ファンならご存知かもしれない・・・昔日の名車、珍車、現在の高級車などの紹介、グリーン車にまつわる話が解説されている。
レビューアーも6?歳ともなれば、地方の各線に乗るのも面倒になり、新幹線の利用が多くなる。食事も味気ないビュフェである。小学生時代に体験した食堂車の様子は、映画「オリエント急行殺人事件」に出てくる食堂車ほどではないが、立派で、ちゃんと、ウェイター、ウェイトレスがサービスしてくれた。自分も大人の気分になった。
スピード化によって失われたものは何だと思います?
主な内容
第一章 グリーン車が誕生した頃
第二章 グリーン車のトリビア
第三章 リクライニングシート物語
第四章 懐かし珍・名グリーン車
第五章 魅力的な現行グリーン車を見る

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

グリーン車の不思議―特別車両「ロザ」の雑学 (交通新聞社新書)

アマゾンで購入する
交通新聞社から発売された佐藤 正樹のグリーン車の不思議―特別車両「ロザ」の雑学 (交通新聞社新書)(JAN:9784330302126)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.