In My Element の感想

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ドラマーはdamion reidという凄腕！　Chris DaveとやるとHIPHOP色というか、なんとなくディラっぽいい部分が出てくる事が多いけど、このアルバムのドラマーは正にニューエイジジャズドラミングですね～。ものすごい手数だけど邪魔ではなくとても気持ち良いポイントでなってます。
恐るべしDAMION REID笑。

巷では「新感覚のピアニスト」などと使い古された謳い文句で宣伝されている彼ですが確かに新しい個性の持ち主でありますR.GlasperのBluenote２作目。ピアノトリオです。

新感覚・個性派ピアニストと言えばB.MehldauやJ.Moranあたりがつい浮かんでしまいますが、ひとくせもふたくせもありそうな印象をうけつつも、なぜかとても素直に流れるような印象を反面で強く受けます。相反するものが並存するところが彼の魅力と言えるかもしれません。

曲調も演奏も現代的なジャズそのもので、抽象的なテーマや、緩急自在のリズム、アドリブなど、いずれにおいてもスケールの大きさを感じます。アレンジの手法もじつに面白いです。６はS.Riversの、７は（Radioheadの曲とのメドレー！ですが）H.Hancockの、それぞれ代表的な名曲を斬新なアレンジで取り上げてもおります。

それにしても、楽しみなタレントが発掘されてきたものです。

現代的なピアノトリオサウンドをお求めであれば、ぜひお聴きください。