学校では教えてくれない風景スケッチの法則―不透明水彩絵の具ガッシュを使って描く の感想
参照データ
タイトル | 学校では教えてくれない風景スケッチの法則―不透明水彩絵の具ガッシュを使って描く |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 増山 修 |
販売元 | 日貿出版社 |
JANコード | 9784817037329 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 » 絵画 |
購入者の感想
著者はアニメ製作会社ジブリの美術(背景イラスト)出身で「ハウルの動く城 [DVD]」や「崖の上のポニョ [DVD]」等を手がけた方。そのため芸術畑の風景画家の教則本と違う点が多くとても役立つ。
他の本より優れている所(1)透明水彩ではなく不透明水彩ガッシュ(いわゆる学童用水彩絵具と同じもの)を薦めていて、ガッシュを用いて描かれている。単に筆者が使っていたからではなく、なぜガッシュが良いのかをちゃんと説明している。またガッシュでも透明水彩のように描くこともできることを実例で見せている。
(2)風景スケッチ教則本にある「よく観察して描く」というスケッチの基本だけに終わらない。単に風景を見たままに描くのではなく「絵画」に変換する際に使われる効果的な演出(例:雲の配置)について書かれている。
(3)風景描写に欠かせない遠近法はもちろん、影の法則、樹木の枝ぶりの法則などの説明がある。これを知っていれば細かい部分に目が行ってしまい風景絵全体のバランスが崩れるということなく描けるようになる。また、風景を前にしたスケッチの進み方や所要時間が短くなる。
(4)筆の使い方がちゃんと写真入りで書いてある。画材店へ行くと「こういう筆致のためにはこの筆、こういう線にはこの筆…」とやたら筆をたくさんそろえる必要があるかのようにすすめられる。本書では基本の中太丸筆1本で広い面塗りから点描、細い線までどのように筆の穂先を揃え絵具を含ませ紙にあてて描くのかがわかるように写真で解説されている。
他の本より優れている所(1)透明水彩ではなく不透明水彩ガッシュ(いわゆる学童用水彩絵具と同じもの)を薦めていて、ガッシュを用いて描かれている。単に筆者が使っていたからではなく、なぜガッシュが良いのかをちゃんと説明している。またガッシュでも透明水彩のように描くこともできることを実例で見せている。
(2)風景スケッチ教則本にある「よく観察して描く」というスケッチの基本だけに終わらない。単に風景を見たままに描くのではなく「絵画」に変換する際に使われる効果的な演出(例:雲の配置)について書かれている。
(3)風景描写に欠かせない遠近法はもちろん、影の法則、樹木の枝ぶりの法則などの説明がある。これを知っていれば細かい部分に目が行ってしまい風景絵全体のバランスが崩れるということなく描けるようになる。また、風景を前にしたスケッチの進み方や所要時間が短くなる。
(4)筆の使い方がちゃんと写真入りで書いてある。画材店へ行くと「こういう筆致のためにはこの筆、こういう線にはこの筆…」とやたら筆をたくさんそろえる必要があるかのようにすすめられる。本書では基本の中太丸筆1本で広い面塗りから点描、細い線までどのように筆の穂先を揃え絵具を含ませ紙にあてて描くのかがわかるように写真で解説されている。