禁断のセールスコピーライティング の感想

所謂WEB用のものではありません。最近のコピー専門書にはWEB用とDM用が見受けられます。こちらはDM用。参考までに。

神田さんの古本を
出版社が再編集して出しただけの本。

内容に新しいものがない。焼き回し。
ただし、表紙はカッコいい

コピーライティングとは、広告宣伝用の文章を書くという意味。「セールス」コピーライティングとある以上、売り込みに成功し、売上げアップに直結する内容が求められるわけですが、やはり見事にノウハウの詰まった一冊となっています。
「禁断のDM」の章では、いかにしてDMをゴミ箱行きにしないようにするか、また、お客に次のアクションを起こす為にどのような内容にする必要があるかを紹介しています。「禁断のレター」の章では、死んでも書くべきと言われるニュースレターの効果が紹介されています。「禁断のセールス」の章は、お馴染みの殿様バッタセールスの紹介です。
全体的に見て言えるのは、どれだけお客のことを考えて行動できるか、ということでしょう。単に当たり障りのないDMやニュースレターを発行するのではなく、お客の感情、お客の次のアクション、お客に有効なオファーを、脳に汗をかいて考える。そうした行動の先に、必ず成功があると言えるのではないでしょうか。

マッケッターの神田昌典氏が書いた会員向けノウハウを一般公開した本です。

タイトルにあるように、中心となる話題はコピーライティングのノウハウとセールスの極意です。

思わぬ収穫というか、うれしかったのは、著者や会員が書いたというセールスレター、
コピーライティングの具体的事例が多くある点です。
さまざまな業種のＤＭがサンプルで登場し、それだけで本の価格以上の価値はあるのではと思います。

（私同様）神田さんのファンであり、いくつか神田さんの本を読んだことがあるかたでしたら、
既に前著で出てきたノウハウも含まれていることに気付くと思いますが、
一からセールスコピーライティングを学びたい方とって、バイブルとなるのではないでしょうか。

以下に、私がこの本を読んで参考になった点をいくつかご紹介します。

・想定する期待と、現実のギャップが、耐え切れないほどに広がった場合、人間は行動を起こすのである。

・カタログを作る場合は、対象顧客が購読している雑誌のレイアウトをできるだけマネすること

・どんなにいい商品でも、初めて購入するお客は躊躇する。
　その躊躇するお客の背中を押すためには、「初回ご優待特典」というキーワードを使う
　
・自分が宣伝されたければ、まず相手を宣伝したほうが早い

本書のもとになった顧客獲得実践会の小冊子を私は10年前に貪るように読み、実践してきました。
しかし、本書を読み進めるうちに、新しい気づきが沢山出てきました。
本書は小冊子の膨大な実践事例の中でも美味しい部分を抽出し、非常によくまとめてくれてます。
特に第4章の禁断のセールスの中の見込み度をさらに高める３つの質問は、すぐに活用できます。
また、第5章の神田のセールスレター編は、全文を書き写して暗記したいと思います。
神田昌典氏の本は沢山読んできていますが、本書はコストパフォーマンスの高いイチオシのものになりますので、経営者やセールスパーソン、起業予備軍の方には必ず読んでいただきたい書籍になります。0