起業 失敗の法則 の感想

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参照データ

タイトル起業 失敗の法則
発売日販売日未定
製作者鈴木健介
販売元ディスカヴァー・トゥエンティワン
JANコード9784799314852
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経営学・キャリア・MBA » 起業・開業

購入者の感想

特に後半は色々なマネジメント本からエッセンスをパクってきたような内容。
起業を目指して勉強したいのであれば他の本を当たった方が無難ではないだろうか。

前作〈カッコわるく起業した人が成功する〉の続編として読みました。

起業(独立)して、10年になる者としては、共鳴・共感できることが満載でした。

起業を「夢物語」と想いたい方には、耳障りにすら感じられるような「警告」が多いので、
目をそむけたくなるかもしれません。
厳しい「不評」「低評価」は、当たり前のことをストレートに言っていることへの「反発」とも思えますし、
それこそが読んで面白い書籍であることを示しているとも思います。

著者は、「リアルな感覚が、起業を目指している多くの人に欠如している」と警鐘を鳴らします。

前書きでこう述べています。
 「世の中には、確かに、好きなことを手段に起業して維持している人が何人かはいます。しかし、この人たちの多くは、結婚している女性です。彼女たちは、『喰う』稼ぎはご主人に頼り、この商売で『喰う』ことは考えていません。
 男性で、趣味の骨董店や喫茶店を開いている人もいます。しかし彼らの多くは、ビルなどの賃貸業を『喰う手段』として、そのビルの一部で骨董や喫茶を営んでいるに過ぎないのです。」

 「ビジネスが続けられたのは、客のいるビジネスを手段として起業したからです。好きなことで起業したからではありません。」

 これは、「独立」した人間はもとよりですが、 「組織人」でも同じだと思います。
「好き」だとか「志」は、きっかけにはなりますが、継続するための力には実はなりえません。
当面、起業を考えていない人も、「仕事で成功する」ために「やってはいけないこと」のリストだと思って読めば、
きっと得るところが多いと思います。

 会社を興すときのイメージが湧きました(私は起業経験がないので本当のところはわかりませんが)。起業を検討されている方は、そのコンセプトから手続きに関して、具体的な解説にそのままのって検証してみることができそうです。特に起業時に「こうやれ!」というより、「これはまずいよ」という失敗のポイントに言及されているのでチェックに使えます。 脱サラ~起業を経験している筆者による本書、特に前半は、同じような構想を持つサラリーマン、主婦や学生さんは夢を実現される第一歩として一読の価値ありかと思います。今はインターネット上の仮想店舗で起業するケースも多そうですが、その前にこの本に目を通すとよいのではないでしょうか。
 後半では事業拡大や経営者といったテーマが書かれていますが、この内容は起業家だけでなく、私のような普通のサラリーマンにも必要なビジネスマンとしての在り方が多く付記されています。組織コンセプト、人材補強のポイント、部下とのコミュニケーションなどに関する知見もあり、起業時だけでなく、既存組織の新規事業や各部課におけるマネジメントにも参考になります。
 いずれにしても本著で一番おもしろかったところは、起業の開始と撤退のタイミングや準備についてです。アイディア、資金、パートナーなどなど起業のタイミングは今なのか見直す機会になりそうです。そして、倒産も経験している筆者ならではのコメントは、撤退や借入に関する考え方も示唆に富むものでした。0

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