Building Cocoa Applications: A Step-By-Step Guide の感想

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Four-Function Calculator（電卓）、MathPaper（「1+3」などの式の評価を行うアプリケーション）、GraphPaper（グラフを描画するアプリケーション）という３つのアプリケーションの作成を通して、Objective-Cを使って、Cocoaアプリケーションを作成する方法を順が追って説明解説した本。
Step By Stepというだけあって、操作方法が順を追って箇条書きされていたので、書いてあるとおりに作業を進めていくことで、アプリケーション作成の流れを一通り知ることができた。項目の数の割には図が少なく、文字による説明が多いのがやや難点だが、各項目の横にはその操作に実際に使用する開発ツール上のアイコンやタブ、ボタンなどが小さなマークとして記されていたので、操作に迷うことはあまりなかった。
内容的には、テキストやグラフィックス、ファイル操作、印刷といった一般的な事柄のほか、MathPaperの数式解析ルーチンの作成部分では、lexとyaccを利用しており、簡単ではあるが使い方が解説されていた点が興味深かった。