不忠臣蔵 (集英社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 不忠臣蔵 (集英社文庫) |
発売日 | 2012-12-14 |
製作者 | 井上 ひさし |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087450170 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説 |
購入者の感想
日本人の忠義の象徴ともいえる「忠臣蔵」では、
討入りに参加しなかった元藩士は、
その子孫まで罵られ、非難されたそうです。
しかし本当に参加しなかった元藩士たちは不義の人々だったのか?
人それぞれにもっともな理由や考えがあったのではないか?
そこで井上ひさしはそれらの人々にその言い分を語らせます。
一つの行動に走りがちな日本人を見直し、多様な考え方を肯定する、
いかにも井上ひさしらしいヒューマニズム溢れる話です。
史実を踏まえているからウソくさくないし、
いきいきとした語り口調で話に引き込まれます。
「忠臣蔵」再発見といえます。
討入りに参加しなかった元藩士は、
その子孫まで罵られ、非難されたそうです。
しかし本当に参加しなかった元藩士たちは不義の人々だったのか?
人それぞれにもっともな理由や考えがあったのではないか?
そこで井上ひさしはそれらの人々にその言い分を語らせます。
一つの行動に走りがちな日本人を見直し、多様な考え方を肯定する、
いかにも井上ひさしらしいヒューマニズム溢れる話です。
史実を踏まえているからウソくさくないし、
いきいきとした語り口調で話に引き込まれます。
「忠臣蔵」再発見といえます。