病態生理DS イメージできる!疾患、症状とケア ([ゲームソフト]) の感想

ＤＳで医学を勉強するシリーズの新作。　5作目まですべて医師、看護師、医学生、看護学生の誰もが役立てられそうだが、
今回の病態生理ＤＳは、すこし易しい印象です。

感想としては、

●病理の勉強をサボってきた人（試験の丸暗記していただけで医師になってしまった人など）の復習によさそう。

※病理をあまり真面目に勉強しなかったひとには朗報。医師になってから、人に聞けない状況で、病態生理を知らないコメントや漢字の読み間違いを看護師の前でなさって人知れずをかいている人も多い。ゲーム感覚で、授業をうけるかのようなテンポでクイズに答えていく。　例えば、「低形成と萎縮の違いを説明せよ」がお分かりにならない医師や医学生（3年生くらい）は、病棟でナース・看護学生との会話でぼろが出る前に、繰り返し特訓することをオススメする。

●練習問題も、易しいものから難易なのまで、多彩で解説も写真や動画が秀逸。
とくに心タンポナーデのアニメ動画は、どんな教科書も勝てないほどのわかりやすさ。必見。

【買って得する人の例】　医学生3年生くらい。　看護学生で病理を視覚的に学びたい人。
医師の一部（病理を、ナースや看護学生に教える担当の人）
※　教育したいナース、学生、家族へのプレゼントにもよいかも。

【買って損する人】病理をきちんと学んだ人。（例えば、低形成と萎縮の違いを完璧に言える人）

注】　問題レベルは姉妹作、「症候診断トレーニングＤＳ」より少しやさしいレベル。「解剖生理学ＤＳ　タッチでひろがる！人体の構造と機能」よりは上級向け。

igakugoro.jugem.jp に詳しい解説あり。