とんぼの本 星野道夫と見た風景 の感想
参照データ
タイトル | とんぼの本 星野道夫と見た風景 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 星野 道夫 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784106021237 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ノンフィクション » 自伝・伝記 |
購入者の感想
愛情いっぱいの本です。それは、星野道夫のアラスカへの愛であり、家族への愛であり、友人たちへの愛であり、そしてそれらを温かく見守ってきた星野直子のそれらすべてへの、そして、言うまでもなく、夫である道夫への愛です。
道夫の写真とエッセイからの抜粋、そして直子の回想の三者がいかに見事なハーモニーを歌い上げていることか!
「クマを許せないと思ったことはない」「なぜなら、道夫さんの表情には、苦痛の影が少しもなかったから」夫は自然を愛しおのれの死をも受け容れたのだと悟り、自分もそれを受け容れようとする強さや夫への揺るぎない信頼と愛情がこの言葉に込められているように思います。
道夫の写真とエッセイからの抜粋、そして直子の回想の三者がいかに見事なハーモニーを歌い上げていることか!
「クマを許せないと思ったことはない」「なぜなら、道夫さんの表情には、苦痛の影が少しもなかったから」夫は自然を愛しおのれの死をも受け容れたのだと悟り、自分もそれを受け容れようとする強さや夫への揺るぎない信頼と愛情がこの言葉に込められているように思います。