新版　アリエナイ理科―オトナのための最も刺激的な理科の教科書 (三才ムック VOL. 483) の感想

少し前「有害情報」とかいう言葉が流行った。それはとあるガスを発生させる為の情報が元となり、とある製品が小売店から消えたりもした。
さて、有害情報ってなんだろうか。アレとコレを混ぜるとガスが出て危険？日常のあんなものは武器になってしまうから危険？
人類はどうやってそれは危険だと知ったのだろうか。数えられない実験と人間によって、ようやく分かった有益な情報なのだ。
この本にはそういった先人たちの知恵が詰まっている。
そもそも人間は知識欲の塊だ。何故？どうして？そういった好奇心を持つことはないだろうか。
その答えのいくつかはこの本に書いてある。
この本は科学が当たり前になったこの時代に「もっとやれるだろ？人間はもっと賢いだろ？」と発破をかけてくれている。
読んでこう思うのだ、この本を読んだ科学少年が何か新しい発見をして、より明るい未来を見つけてくれるだろう、と。