アンプ大名鑑[Marshall編] (SPACE SHOWER BOOKs) の感想
参照データ
タイトル | アンプ大名鑑[Marshall編] (SPACE SHOWER BOOKs) |
発売日 | 2014-12-19 |
製作者 | マイケル・ドイル |
販売元 | スペースシャワーネットワーク |
JANコード | 9784907435455 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 » オーディオ・ビジュアル |
購入者の感想
同名シリーズの前作「Fender編」の奇っ怪な日本語訳にはかなり懲りたので(結局3割くらい読んでそのまま放置しました)、この出版社の翻訳本はパスでいいかなと思っていましたが、マーシャルブログを書かれている(全マーシャルユーザーの味方)Shigeさんこと牛澤滋由貴氏が監修者として尽力されたという話を聞き、購入にいたりました。
確かに実際に何ページかを読んでみて、今回の訳文はかなりマシです。読み物としても資料としても普通に使えるレベルの訳文になりました。
本書自体は 2013年に出版された"THE HISTORY OF Marshall THE FIRST FIFTY YEARS"の日本語訳本で、年季の入ったマーシャルファンや、これからマーシャル・アンプについて学ぼうと思っているマーシャル初心者にも安心しておススメ出来るオフィシャル本。ジム・マーシャルの生い立ちや彼のバイオも含まれますが、メインは歴代のモデルを章立てで記述したそれぞれの解説記事です。またその合間に使用ミュージシャンたちの逸話がコラムのように挟まっていたり、スピーカー・キャビネットの解説、シリアルの読み方などかなり良心的にあれこれを詰め込んだ構成です。
5千円近い価格に怯む人もいるかもしれませんが、本書ならば、あと10数年は普通に読めるであろう内容なので、中途半端なムック本に2千円弱を使うことを思えば、十分モトは取れると思います。
数点だけ苦言を申すなら、校正作業がクラブ活動レベルで、お粗末極まりないです。限定部数販売=改訂作業の放棄ではないことをこの出版社には強く伝えたいですし、今後も貴重な音楽書の翻訳権を取りながら、奇妙奇天烈な訳文とお粗末な校正で出版を続けることは、原著者に対して非常に失礼で文化的にも大きな損失である点を意識して欲しいです。
10数ページ読んだだけで出てきたあれこれのケアレスミスたち。
誤「Marshallの起原や」→正「Marshallの起源や」(P11)
誤「成長してしたのだ」→正「成長したのだ」(P19)
誤「直すすべきだ」→正「直すべきだ」(P31)
確かに実際に何ページかを読んでみて、今回の訳文はかなりマシです。読み物としても資料としても普通に使えるレベルの訳文になりました。
本書自体は 2013年に出版された"THE HISTORY OF Marshall THE FIRST FIFTY YEARS"の日本語訳本で、年季の入ったマーシャルファンや、これからマーシャル・アンプについて学ぼうと思っているマーシャル初心者にも安心しておススメ出来るオフィシャル本。ジム・マーシャルの生い立ちや彼のバイオも含まれますが、メインは歴代のモデルを章立てで記述したそれぞれの解説記事です。またその合間に使用ミュージシャンたちの逸話がコラムのように挟まっていたり、スピーカー・キャビネットの解説、シリアルの読み方などかなり良心的にあれこれを詰め込んだ構成です。
5千円近い価格に怯む人もいるかもしれませんが、本書ならば、あと10数年は普通に読めるであろう内容なので、中途半端なムック本に2千円弱を使うことを思えば、十分モトは取れると思います。
数点だけ苦言を申すなら、校正作業がクラブ活動レベルで、お粗末極まりないです。限定部数販売=改訂作業の放棄ではないことをこの出版社には強く伝えたいですし、今後も貴重な音楽書の翻訳権を取りながら、奇妙奇天烈な訳文とお粗末な校正で出版を続けることは、原著者に対して非常に失礼で文化的にも大きな損失である点を意識して欲しいです。
10数ページ読んだだけで出てきたあれこれのケアレスミスたち。
誤「Marshallの起原や」→正「Marshallの起源や」(P11)
誤「成長してしたのだ」→正「成長したのだ」(P19)
誤「直すすべきだ」→正「直すべきだ」(P31)