ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ の感想
参照データ
タイトル | ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ |
発売日 | 2014-10-22 |
アーティスト | ジュリア・フォーダム |
販売元 | ビクターエンタテインメント |
JANコード | 4988002680146 |
Disc 1 : | コール・ミー フーズ・ザット・ガール ハッピー・エヴァー・アフター アイム・ノット・イン・ラヴ アローン・アゲイン(ナチュラリー) フラジャイル ライク・ユー・ユースト・トゥ・ドゥ エリナー・リグビー ザ・モーニング・アフター(ザ・ナイト・ウィズ・ユー) 17才の頃 愛するデューク ムーン・リヴァー |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン |
購入者の感想
実力派シンガーソングライター、ジュリア・フォーダムによる約一年ぶりのアルバムである。
前作『Under The Rainbow(アンダー・ザ・レインボウ)』(2013年、日本未発売)は、自身のヒット曲をピアノのデュオを中心に再録したセルフカヴァーアルバムであったが、今作は、往年のポップス~ロックのヒット曲をジャズ・アレンジでカヴァーした、オトナ向けの作品に仕上がった。
素晴らしい出来栄えである。手短にいくつかの点をみてゆく。
―構成―
12曲のうち、
ポップス・ロックのカヴァーが8曲、
スタンダード・ナンバーが1曲、
書き下ろし新曲2曲、
セルフ・カヴァー1曲、
となっている。ブロンディの「コール・ミー」、ギルバート・オサリヴァンの「アローン・アゲイン」から「ムーン・リヴァー」、そしてジュリアの代名詞といえる「ハッピー・エヴァ・アフター」まで、比較的有名な曲が選ばれている。
しかし、巧みな構成とアレンジの妙が光っており、ベタで面白みのないアルバムに落ち着いていない。流石の一言である。
―アレンジ、内容について―
グラント・ミッチェル(ピアノ)、デイヴィット・ピルチ(ベース)、ハーマン・マシューズ(ドラムス)のトリオを中心に、曲によってトランペットやギターなどが配されている。全ての演奏者が、決して前に出過ぎず、堅実なプレイを聴かせる。それゆえ、激しいアドリブ合戦や超絶技巧、斬新な解釈でもって聞き手を圧倒するという類のものではない。しかしながら、退屈なものでも全くない。原曲のメロディや歌詞の持つ美しさを存分に引き出し、ジュリアの声を引き立て、じっくりと楽しむことができるよう作りこまれているのである。かなり念入りにアレンジが練られたのではなかろうか。ちなみに、ギターのラモーン・スタニャーロが、本作のMVPであると個人的には思っている。
全ての曲をレビューしたいところだが、特に気に入ったものについてコメントをしておこう。
前作『Under The Rainbow(アンダー・ザ・レインボウ)』(2013年、日本未発売)は、自身のヒット曲をピアノのデュオを中心に再録したセルフカヴァーアルバムであったが、今作は、往年のポップス~ロックのヒット曲をジャズ・アレンジでカヴァーした、オトナ向けの作品に仕上がった。
素晴らしい出来栄えである。手短にいくつかの点をみてゆく。
―構成―
12曲のうち、
ポップス・ロックのカヴァーが8曲、
スタンダード・ナンバーが1曲、
書き下ろし新曲2曲、
セルフ・カヴァー1曲、
となっている。ブロンディの「コール・ミー」、ギルバート・オサリヴァンの「アローン・アゲイン」から「ムーン・リヴァー」、そしてジュリアの代名詞といえる「ハッピー・エヴァ・アフター」まで、比較的有名な曲が選ばれている。
しかし、巧みな構成とアレンジの妙が光っており、ベタで面白みのないアルバムに落ち着いていない。流石の一言である。
―アレンジ、内容について―
グラント・ミッチェル(ピアノ)、デイヴィット・ピルチ(ベース)、ハーマン・マシューズ(ドラムス)のトリオを中心に、曲によってトランペットやギターなどが配されている。全ての演奏者が、決して前に出過ぎず、堅実なプレイを聴かせる。それゆえ、激しいアドリブ合戦や超絶技巧、斬新な解釈でもって聞き手を圧倒するという類のものではない。しかしながら、退屈なものでも全くない。原曲のメロディや歌詞の持つ美しさを存分に引き出し、ジュリアの声を引き立て、じっくりと楽しむことができるよう作りこまれているのである。かなり念入りにアレンジが練られたのではなかろうか。ちなみに、ギターのラモーン・スタニャーロが、本作のMVPであると個人的には思っている。
全ての曲をレビューしたいところだが、特に気に入ったものについてコメントをしておこう。