経済で読み解く大東亜戦争 の感想
参照データ
タイトル | 経済で読み解く大東亜戦争 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 上念 司 |
販売元 | ベストセラーズ |
JANコード | 9784584136157 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般 |
購入者の感想
第1次大戦から第2次大戦に至る道筋を経済政策を中心に
解説・検証している本書はこれまでにあまり無い視点で面白かった。
ただ、まえがきに「本書の目的は『愚かな決断、判断の誤りは
気の迷いから生じ、気の迷いは経済的な困窮に誘発される』
という壮大な仮説を検証することです」・・・とあるが、その検証が
ほとんどなされないまま仮説が真説となり、前提として話が
進んでいっているところが気になった。
解説・検証している本書はこれまでにあまり無い視点で面白かった。
ただ、まえがきに「本書の目的は『愚かな決断、判断の誤りは
気の迷いから生じ、気の迷いは経済的な困窮に誘発される』
という壮大な仮説を検証することです」・・・とあるが、その検証が
ほとんどなされないまま仮説が真説となり、前提として話が
進んでいっているところが気になった。
なぜ日本が先の大戦に突入したのかがよくわかる良書!
経済の失政が人々の冷静な判断力を狂わせるという話しは、現代に通じるものがあり、耳が痛い。
我々がトンデモ論に惑わされないためには、歴史を正しく分析する必要がある。そのことを本書を読んで再認識した。
第一次世界大戦から戦後復興までの通史としても評価できるが、経済学入門書としても高く評価できる。とくに、インフレとデフレについて、理解が深まった。
経済の失政が人々の冷静な判断力を狂わせるという話しは、現代に通じるものがあり、耳が痛い。
我々がトンデモ論に惑わされないためには、歴史を正しく分析する必要がある。そのことを本書を読んで再認識した。
第一次世界大戦から戦後復興までの通史としても評価できるが、経済学入門書としても高く評価できる。とくに、インフレとデフレについて、理解が深まった。