薔薇とボディガード【イラスト付】 (SHY文庫) の感想

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タイトル薔薇とボディガード【イラスト付】 (SHY文庫)
発売日2015-01-10
製作者たけうちりうと
販売元大洋図書
JANコード登録されていません
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購入者の感想

昨今、増え続けるBL小説の中にはストーリーそっちのけで、それこそ濡れ場がほとんどっていう、私にとっては大変頂けない作品も溢れていて、むしろそっちのほうがアダルト指定なら分かるんですが…、『ボディーガード』シリーズ第一作目でこれのみアダルト指定です…

アメリカ合衆国東部最大規模の警備会社P3Sの新入社員ジュン・テルヤと看板スター、グレイ・ラブストックの出会い、ボディーガードの任務が丁寧に描かれていて、脇を固めるキャラクターもかなり魅力的。その中でも、天然記念物扱いのジュンとブラックジョーク連発しまくりのグレイの言葉の応酬は秀逸です。ボディーガードという仕事に対する二人、乃至他のキャラの思い。タイトルが意味することは最後二人が結ばれる時に分かります。

「君にためらう気持ちがあれば、ベッドにバラを一本置こう。バラの右に君が。左には私が。無理に乗り越えれば棘で傷つく。君の手がバラを取り除く日を私は待とう」
罠によって心に傷を負ったジュンへの思いを綴ったこのセリフに私はノックアウト笑。。

他にも印象的なセリフがいっぱいあり久しぶりな良作、話に無理やり感はないし、二人が結ばれるシーンは自然な流れで受け入れられるのに、どうしてこれアダルト指定なんでしょうか…それが謎です。

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