連続ドラマW 震える牛 [DVD] の感想

WOWOWの連続ドラマWは、内容・出演俳優陣の演技力ともに、非常に質の高い作品が多く、殆ど全て鑑賞しておりハズレが殆ど無い事に大満足している。その中でも、この作品は、ベストの部類に入る作品だろう。
原作の本は読んだことがないが、内容の衝撃度については、原作本のAMAZONのレビューに質の高いコメントが多く見受けられるので、そちらに譲る。但し、食品業界・外食業界・家畜業界・官公庁をも敵にしかねない社会の闇の部分を映像化し放送しさらにはDVD化したということで、WOWOWの連続ドラマWの度胸と日本の言論の自由に対して惜しみない賞賛を送りたい。
俳優陣の演技力は、期待通りのものだった。登場人物すべてが、ドキュメンタリーの本人を登場させているかと錯覚させる程、視聴していて心酔してしまった。（あくまでこの作品はフィクションであると注意書きが作品中に表示されるが。）その中でも、吉田新太氏演じるミートボール社長の八田富之は、何度も思い出し笑いしてしまうほど頭に焼き付いてしまった。
社会生活を送る上での知識を身につける為にも、ストレス発散用の娯楽の為にも、この高品質の作品はお奨めです！

原作を読んだ後にドラマ化されたものを見てがっかりすることも多いですが、このドラマは良かった！
日本の食の現状や、商店街の実情を鋭く描くだけでなく、何を大切にしなければいけないかをきちんと問いかけてくれていました。
ドラマの脚本も良かったし、俳優陣が素晴らしかった。緊張感が伝わってきました。