最新 業界の常識 よくわかる石油業界 の感想
参照データ
タイトル | 最新 業界の常識 よくわかる石油業界 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 垣見 裕司 |
販売元 | 日本実業出版社 |
JANコード | 9784534049131 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 資源・エネルギー |
購入者の感想
石油業界に興味がありますが、この業界の知識が全くないので、石油業界本や業界
入門本を多数購入しました。
実際に本屋に行ってみるとよくわかりますが、ある程度の知識がないと理解できない
本ばかりで、本を片手にネットで意味を調べながら読まなくてはならない物ばかり。
その中で、知識の乏しい私でもスラスラ頭に入ったものが、この「よくわかる石油業界」
でした。
石油業界の基礎知識〜国際原油市場〜業界の構図〜国内市場の動向〜セルフを
中心としたSS小売の実情、最後に自動車やエネルギーの近未来的見解・予想・・・
という内容ですが、石油業界を流れで読むことができ、非常に頭にイメージしやすいです。
更に、各章が10〜20項目に分類されており、それぞれの項目が2ページ完結を基本にして
書かれているので、時間がない時でも気軽に読み進める事が可能です。
もう1点、専門用語の解説が欄外にこまめに記載されているので、業界知識の乏しい私に
とって非常にありがたい配慮でした。
業界の良い部分を抜粋しただけの内容だけでなく、業界に対しての酷評もしっかりと書かれて
いますが、これが単なる批判には聞こえず、著者が冷静に分析されているように見えます。
今まで、多様な業種の業界解説本を購入して勉強してきましたが、内容の濃さ、わかりやすさ
、読みやすさという点において、この本は非常におすすめできる1冊です。
入門本を多数購入しました。
実際に本屋に行ってみるとよくわかりますが、ある程度の知識がないと理解できない
本ばかりで、本を片手にネットで意味を調べながら読まなくてはならない物ばかり。
その中で、知識の乏しい私でもスラスラ頭に入ったものが、この「よくわかる石油業界」
でした。
石油業界の基礎知識〜国際原油市場〜業界の構図〜国内市場の動向〜セルフを
中心としたSS小売の実情、最後に自動車やエネルギーの近未来的見解・予想・・・
という内容ですが、石油業界を流れで読むことができ、非常に頭にイメージしやすいです。
更に、各章が10〜20項目に分類されており、それぞれの項目が2ページ完結を基本にして
書かれているので、時間がない時でも気軽に読み進める事が可能です。
もう1点、専門用語の解説が欄外にこまめに記載されているので、業界知識の乏しい私に
とって非常にありがたい配慮でした。
業界の良い部分を抜粋しただけの内容だけでなく、業界に対しての酷評もしっかりと書かれて
いますが、これが単なる批判には聞こえず、著者が冷静に分析されているように見えます。
今まで、多様な業種の業界解説本を購入して勉強してきましたが、内容の濃さ、わかりやすさ
、読みやすさという点において、この本は非常におすすめできる1冊です。
石油業界の基礎知識というよりは、2008年夏〜秋にかけての原油価格変動と、昨年の
大震災時の給油状況を中心に、業界について批評した内容となっており、大半は
石油の中でも、車の燃料としてのガソリンが、話題の中心となっています。
題名からして、入門者向けのように聞こえますが、入門書というよりは、経済新聞の
コラムなどを読んでいる感覚に近く、知識のない人が石油業界のことを学ぼうとして
この本を手に取ると、多分後悔するのではないでしょうか。
例えば、
・「OPEC/非OPEC」「スポット市場」「A重油/C重油」「LNG」などの用語が
なんの説明もなく登場する(後のページで解説されることもありますが)
・先物市場における投資家への批判を述べているが、先物市場の仕組みそのものに
関しては、詳細な説明がない。
・レギュラーとハイオクの価格や販売量の話が出てくるが、それらの違いについての
言及が行われない。
など、基礎的な説明は本書の中では行われていないので、ある程度業界について、
知識や経験がある人向けに書かれている印象があります。また、後半は石油の話という
より、SS業界(ガソリンスタンド)の話に集中し、最後はハイブリッドやEV(電気自動車)、
更には太陽光・地熱などの代替エネルギーの話に逸脱しますので、対象となる
購読者は、かなり限られてくるのではないでしょうか。
視点を変えて読んでみると、著者はSS業界の人間らしく、SSの現場の視点から、
近年のガソリン価格の変動や、大震災時の首都圏ガソリンパニックの現状、それらに
対する行政対応への批判・提案、そして今後のSS業界の展望までを、大変真摯に
述べられていると思いますので、SS業界に関心がない方でも、是非一度読んで頂きたい
内容であると思います。たくさんの貴重な情報や用語を盛り込んでありますので、
私見を述べるのを急ぎすぎるのではなく、もう少し丁寧に説明をされていれば、
もっと著者の主張が、伝わりやすくなったのではないかと思います。
大震災時の給油状況を中心に、業界について批評した内容となっており、大半は
石油の中でも、車の燃料としてのガソリンが、話題の中心となっています。
題名からして、入門者向けのように聞こえますが、入門書というよりは、経済新聞の
コラムなどを読んでいる感覚に近く、知識のない人が石油業界のことを学ぼうとして
この本を手に取ると、多分後悔するのではないでしょうか。
例えば、
・「OPEC/非OPEC」「スポット市場」「A重油/C重油」「LNG」などの用語が
なんの説明もなく登場する(後のページで解説されることもありますが)
・先物市場における投資家への批判を述べているが、先物市場の仕組みそのものに
関しては、詳細な説明がない。
・レギュラーとハイオクの価格や販売量の話が出てくるが、それらの違いについての
言及が行われない。
など、基礎的な説明は本書の中では行われていないので、ある程度業界について、
知識や経験がある人向けに書かれている印象があります。また、後半は石油の話という
より、SS業界(ガソリンスタンド)の話に集中し、最後はハイブリッドやEV(電気自動車)、
更には太陽光・地熱などの代替エネルギーの話に逸脱しますので、対象となる
購読者は、かなり限られてくるのではないでしょうか。
視点を変えて読んでみると、著者はSS業界の人間らしく、SSの現場の視点から、
近年のガソリン価格の変動や、大震災時の首都圏ガソリンパニックの現状、それらに
対する行政対応への批判・提案、そして今後のSS業界の展望までを、大変真摯に
述べられていると思いますので、SS業界に関心がない方でも、是非一度読んで頂きたい
内容であると思います。たくさんの貴重な情報や用語を盛り込んでありますので、
私見を述べるのを急ぎすぎるのではなく、もう少し丁寧に説明をされていれば、
もっと著者の主張が、伝わりやすくなったのではないかと思います。