ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

レース内容はバーンアウトパラダイスに似ています。
ライバル車をクラッシュさせたり、ドリフトや危険運転でニトロを補充し、ブーストで加速（使いきりではないです）
数々のチェックポイントを通り、目的地に1番で到着すると勝利です。
チェックポイントを通りさえすれば、コースルートは自由に選べます。建物の中をショートカットしたりも可。
チェックポイントは視覚的に解りやすく、ある程度の距離で設置されている為　完全にＭＡＰ覚えゲーになって無いのが良いです。
一番バーンアウトと違うのは、挙動が少し重たいです。カーカスタマイズやコーナーリングに強い車両を
選ぶことにより、ある程度向上できます。個人的にはこれぐらいの挙動の方が
玩具っぽくなく、スピード出した時の怖さ含め、個人的に運転してる没頭感に繋がっているので評価できます。

カーカスタマイズは、ニトロ　タイヤ　ボディ　シャーシ　など数項目を３−４パーツで選べます。
ダートに強いタイヤや、軽量シャーシ、強化ボディなど　レースや個人のドライブスタイルにより変更できます。
外観変更やデコレーションは有りません。カラーは変えれます。

コースは広大な箱庭、ずっと都市部だけでなく　田舎、峠や海、川、工業地や下水みたいなとこまで有ります。
下水みたいな意図的に狭いコースでは、コントロールの効く、ボディの頑丈な車体が多くクラッシュレースとなりがちで
速いだけでは勝てなかったり、よく考えられています。レースのマンネリ感の払拭に貢献しています。

オフラインでは警察車両が邪魔してきます、レース中もお構いなしです。
警察を煽ってると、ＧＴＡみたいに警戒レベルに応じて包囲網が激しくなってきます。バリケード封鎖なども有り。
追われるのが嫌なら、交通ルールを守ってれば大丈夫です。

オンラインではマッチングにより4人でプレイ可能、レースやジャンプなど色んな形式が有るみたいです。
決まった目的地まで自由に移動（タイム切れは強制召集・1番到着にはポイント加算）→レースなど→目的地まで移動　こういう区切りですね。

全体的にアンダーグラウンド(以下UG)シリーズの雰囲気を持ちつつ、公道で警察との逃走劇を繰り広げられるようになったのが、このモストウォンテッド(以下MW)である。

UG同様、様々な車をスポーツコンパクト風に改造でき、また、MWではFD-3SやインプレッサWRXなどの日本車は当たり前として、ポルシェカレラシリーズやメルセデスSLKシリーズなど、欧米の高級車も登場している。UGシリーズ同様音楽面は充実しており、メタルやハードコアなどコアな曲がそろっている。

操作感はUGから見られたように極端なスピード感と軽すぎるステアリングである。グランツーリスモのように重量感有るしっかりしたステアリングではなく、悪く言ってしまえばスカスカしていて安っぽいステアリングとなっている。初めてニードフォースピードシリーズをプレイする方には不自然に思えるだろう。しかし、カーチェイスやストリートレースを小気味良く操作できるためのものと考えれば納得がいくもの。一般公道でレースをするだけに、対向車線の車を避けたり、路地を走るためには必然ともいえる操作感なのだ。ドライヴィングシミュレーターではなく、レースゲームとして割り切っている感じは好意的。

ガルウィングやハイドロなどのパーツは消えうせてしまったが、そもそも走りに関係の無いそれらのパーツがなくなったため、全体的なまとまり感が出ている。そのほか、ステージを夜から昼に移したということで、UGのワル感から大分スタイリッシュなイメージになっている。

また、新たに導入された警察のシステムも違和感無く溶け込んでおり、実際ゲーム中警察とのチェイスの方が面白く感じられることがあった。進路上にバリケード張ってきたり、ヘリを出動させたりと警察のアクションも様々な種類に富んでいる。

UGシリーズのファンはもちろん、GTAやバーンナウトなどアンダーグラウンド的なイメージのゲームが好きな方にもオススメである。ドライヴィングシミュレーターに飽きてしまった方も、一風変わったモストウォンテッドをプレイしてみてはいかがだろうか。